デジタルウォレットとペイパルが連携、送金体験が進化する！

デジタルウォレットとペイパルの連携

最近、株式会社デジタルフィンテックが運営するデジタルウォレットが、名高いペイパルとの連携を実現しました。この提携により、ユーザーは送金手段が広がり、より快適で迅速な送金体験が提供されることになります。2023年9月からこのサービスが開始され、送金ニーズに対応するアグリゲーターとしての役割が期待されています。

■ペイパルの存在意義

ペイパルは、アメリカカリフォルニア州に本社を構える企業で、世界中で多くの商取引を支援してきた実績があります。25年以上にわたり、送金・販売・購入をシンプルにするための革新を進めてきたこの企業は、約200の市場においてグローバル経済の支援を行ってきました。日本市場にも特に注力し、消費者と事業者を繋ぐ役割を果たしています。

■デジタルウォレットとの連携の詳細

このたびのデジタルウォレットとペイパルの連携により、金融機関の垣根を超えた送金体験が提供され、利用者は「届けたい人に、届けたい方法で、直感的に送金できる」環境が整います。これからの展望として、様々なPAYサービスと連携し、送金体験の向上を図るとのことです。

デジタルウォレットでは、報酬や中古品買取金といった対価性のあるものを、地方銀行を含む全ての銀行や、PayPayマネーライト、Amazonギフトカードなどから受け取れるようになります。また、直感的なユーザーインターフェース（UI）を採用することで、利用者が快適にサービスを利用できるよう配慮されています。これにより、一度送金した相手への再送金も簡単に行える機能も実装され、ますます便利になります。

■地域通貨や暗号資産取引所との連携予定

初期段階では国内の主要PAYサービス中心の連携からスタートしますが、将来的には地域通貨や暗号資産取引所、証券口座、海外のキャッシュレスサービスなどとの接続も見込まれています。これによって、送金先の選択肢が多様化し、金融業界全体の融合を促進します。旧バージョンのデジタルウォレットは、今後デジタルギフト®に統合されていくことも発表されました。

■デジタルウォレット使用のメリット

デジタルウォレットには数多くの利点があります。
1. 受取先の多様性 - 地方銀行を含めた全ての銀行や、各種デジタルマネーから選択できます。
2. コスト削減 - 送金や振込業務にかかる工数やコストを削減できる可能性があります。
3. 低コストの反社チェックシステム - eKYC（電子的な顧客確認）を利用し、より安全かつ効率的なチェックを提供。

また、流通総額を2027年9月期には1,000億円に拡大することを目指しており、これは株主優待やデジタルギフトの提供範囲を広げる施策を通じて実現します。中間目標として、月間流通総額35億円を設定し、各施策を着実に進めているとのことです。