短納期でエッジAIデバイスを届ける新サービス「YORO-ZOO」
株式会社アラヤが2025年4月から提供する新サービス「YORO-ZOO」は、エッジAIデバイスを短期間でセットアップした状態でお届けします。このサービスは、企業が学習用データを提供することで、必要なAIモデルを選び、迅速にデバイスを受け取ることが可能です。これによって、エッジAIの実装のハードルが大幅に下がります。
エッジAIのデバイスとモデル
エッジAIの開発には、デバイスに合わせたAIモデルの選定、学習アルゴリズムの構築、モデルの調整が需要です。従来はこれらに時間とコストがかかり、特に専門知識が求められるため、多くの企業が導入を諦めていました。
しかし、「YORO-ZOO」では、これらの障壁を解消。一般的な開発期間を最短2週間に短縮し、低価格で提供することで、企業は迅速にエッジAIを試作・実装できるようになります。
特徴と利点
「YORO-ZOO」は、以下の特長を持っています。
- - AIモデルの変更が簡単: 従来のAIは一度の学習で特定のモデルしか生成できませんでしたが、ARAYAの技術であるSubnetX(One-Shot NAS技術)を用いることで、一度の学習で様々なサイズのAIモデルを生成し、学習後でもサイズを選択することができます。
- - アノテーション作業の省力化: オートアノテーション技術により、半自動で学習用の正解データを作成できるため、迅速な学習開始が可能です。
- - 多様なエッジデバイスへの対応: ARAYAは、JetsonやHailoなど、複数のエッジAPIモデルをすでに開発しており、すぐにエッジAIモデルを提供できます。
お申し込みの流れ
ユーザーは「YORO-ZOO」を申し込んだ後、ヒアリングを行い、目的に合わせたAIモデルを選ぶサポートを受けます。データを受け取った後は、ARAYAの環境でAIの学習を実施し、オンラインミーティングを通じて最適なモデルを選定。セットアップされたデバイスが納品されるという流れです。
また、提供されたデータは申込者のモデル学習のためだけに利用し、厳重に管理されます。データ保持期間も設けられており、必要に応じて追加発注や再セットアップが可能です。
Ledge.ai勉強会に登壇
「YORO-ZOO」に関する知識を深めるためには、Ledge.aiが主催する勉強会「新年度に向けてAIの現在と潮流を押さえる」もお勧めです。2025年3月27日(木)14:00に担当者が登壇し、最新のトレンドや実装時のポイントについて詳しく解説します。
料金と提供開始
「YORO-ZOO」の提供は2025年4月からで、モデル学習費用は50万円、デバイスの実費が別途必要となります。納期は最短2週間から。
「YORO-ZOO」に興味がある方はぜひサービスサイトからお申し込みください。詳細な見積もりや納期案内も提供されます。
「YORO-ZOO」のお申し込みはこちら
会社情報
株式会社アラヤは、東京都千代田区に拠点を置くディープテックベンチャー企業です。AI技術を中心にした様々なソリューションを提供し、未来のIT社会をより面白くすることを目指しています。
詳細は、
アラヤの公式サイトをご覧ください。