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インバウンド需要の拡大を狙った連携

株式会社地域ブランディング研究所（以下、地域ブランディング研究所）と信金中央金庫（以下、信金中金）が、インバウンド観光の促進に向けて手を組みました。このコラボレーションは、日本の地域に特化した体験を提供することで、訪日外国人の需要を喚起し、さらなる成長を目指すものです。

Attractive JAPANの役割

地域ブランディング研究所が運営する「Attractive JAPAN」は、訪日外国人向けの日本オリジナル体験を予約できるオンラインプラットフォームです。これまでに約20カ国900社の旅行会社と提携し、多様な体験プログラムを提供してきました。信金中金としては、全国の信用金庫を活かし、地域の魅力的なプログラムを海外へ発信する体制を構築することを狙っています。

インバウンド業界の現状と可能性

近年のデータによると、訪日外国人観光客数は2016年に2400万人に達し、その消費金額は約3.5兆円。東京オリンピックが開催される2020年には、さらに4000万人、8兆円にまで成長する見込みです。この急成長を受け、地域ブランディング研究所は信金中金との連携を深め、地域の中小企業や観光施設が直接国際市場にアクセスできる機会を提供しようとしています。

地域活性化に向けて

観光業界の中でも特に、中小規模の事業者はインバウンドのノウハウを持っておらず、発展の初期段階にあります。しかし、地域の特性を理解している信用金庫が、地域の体験メニューを取り扱う事業者を紹介することで、一般施設にもインバウンドの流れをもたらせる可能性があります。

プログラムの紹介と販路拡大

今後は、Attractive JAPANを利用して体験プログラムを紹介するカタログも作成する計画があります。これによって、各施設は自らの魅力を世界中の旅行会社にアピールし、販路の拡大が期待されます。

未来への展望

地域ブランディング研究所は、インバウンド事業以外にも地域ブランディングやイノベーション人材事業などを展開し、顧客のニーズに応じた情報提供を行っています。また、各国の旅行会社からの要望に応じて、日本文化体験や地域ならではのアクティビティを提供することで、訪日外国人観光の満足度を高め、地域経済の活性化に寄与することを目指しています。

このように、地域ブランディング研究所と信金中金の連携は、訪日外国人の需要を地域に生かす新たな未来に向けた一歩として注目されています。インバウンド事業に興味がある法人やジオスペースの利用を検討している施設の担当者には、ぜひこの機会を活用して、全国各地の体験プログラムを広めることにチャレンジしていただきたいと思います。

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