軽快な打撃を実現する『VKONG WR』の進化
ミズノが2025年3月から販売を開始する硬式金属バット『VKONG WR(ブイコングダブルアール)』は、2024年からの高校野球新基準に完全対応したモデルです。本バットは従来の製品よりもスイートスポットを広げ、より多くの打者に扱いやすい設計となっています。
スイートスポットを拡大した設計
『VKONG WR』は、肉厚の設計を刷新。これにより、打球の飛距離が向上し、芯を外したヒットでもボールが飛びやすい構造を実現しました。選手にとって、これによってスイングの幅が広がり、特に打撃の安定性が増すことが期待されています。また、肉厚設計の変更により、ボールがバットに良く乗る感覚も得られ、プレーヤーの打撃パフォーマンス向上にも寄与します。
多様なニーズに応えるラインナップ
高校野球新基準導入後、選手たちにはさらなる技術の精度が求められています。それに応えるべく、ミズノは打感やバランスの異なる7タイプのバットを展開。特に『VKONG WR』は、プレーヤーの振り軽さと柔らかい打感を両立させ、約1年間で1万本を目標に販売される予定です。この多様な選択肢は、各選手が自身のプレースタイルに最適なバットを選びやすくすることに寄与します。
プレーヤーの声を反映した開発
『VKONG WR』のデザインにあたり、248人の高校野球選手を対象に実施したアンケートの結果も重要な要素となりました。寄せられた意見には「芯から少しずれても飛ぶ」や「振り抜きやすい、どのコースも打ちやすい」という声が多数。これらのフィードバックを元に、バットの設計がなされ、最適な打撃体験を提供するようになっています。
新しいグリップ技術
さらに、グリップ性能を向上させるために、『VKONG WR』では「ベターグリップテープ」が初めて採用されました。このテープは優れたグリップ力を持ち、汗や雨で濡れた状態でも滑りにくいため、選手は安心してプレーすることができます。ミズノはグリップ加工にもこだわり、選手のパフォーマンス向上を徹底サポートしています。特に、高校野球の試合ではコンディションが変化しやすいため、こうした設計変更は選手によい影響を及ぼすでしょう。
まとめ
『VKONG WR』の登場は、高校野球界を新たな次元へ引き上げる可能性を秘めています。選手一人ひとりの打撃技術を最大限に引き出す新しいバットとして、今から期待が高まります。ミズノはこの新モデルを通じて、未来の高校野球を支える一端を担うことでしょう。特設サイトでの情報も随時更新されるため、興味を持たれた方はチェックしてみることをお勧めします。