新感覚の恋愛カードゲーム「サチヨと恋バナ」の登場
最近、恋愛に対して消極的になっている若者が増えています。特に、会話が苦手な方にとって初対面の相手と話すことは大きなハードルです。そんな悩みを解消すべく、NPO法人デートDV防止全国ネットワークと東京大学の教授の共同開発によるカードゲーム「サチヨと恋バナ」が登場しました。2024年5月28日から、公式サイトで購入可能です。
「サチヨと恋バナ」とは?
このゲームは、特に恋人がいない方や恋愛に苦手意識を持つ人に向けて設計されています。実際、2023年の調査では、未婚者の72%が恋人がいない一方、60%は交際に興味があるという結果が出ました。しかし、66%の人がデートにおいて会話の流れに不安を感じているのが現実です。そこで、「サチヨと恋バナ」は、自由に会話できる空間を提供し、自然なコミュニケーションを促進することを目的としています。
魅力的なゲーム内容
「サチヨと恋バナ」は、参加者と一緒にお題に答えていく形式で進行します。お題には、「メッセージか電話、どっち派?」や「恋人にプレゼントをもらうのと旅行に行くの、どっちが嬉しい?」など、価値観を探るための質問が用意されています。これによって、お互いの考えを知り、心の距離を縮めていくことができるのです。
ゲームは、5つのレベルに分かれており、参加者同士の関係性に応じてトピックを選択できます。これにより、無理なく会話を進めやすくなっています。さらには、質問内容は50人以上のヒアリングを基に作成されており、幅広い価値観が反映されています。
デートDV予防につながるゲーム
このゲーム開発の背景には、デートDVの問題があります。2016年の調査によれば、3人に1人がデートDVを経験しています。しかし、多くの人はその認知度が低く、自覚がないまま被害に遭っています。「サチヨと恋バナ」では、連絡頻度やデートの支払い、プライバシーに関する質問も含まれており、これが事前に話し合う機会となります。
開発者の思い
開発者の高島菜芭さんは、「単なるマッチングアプリでは見えない内面の相性を確認することができる」と語っています。表面的な条件だけでなく、価値観を擦り合わせることで良好な関係を築く手助けをすることが、このゲームの目的です。
イベントやコラボレーションを希望
さらに、NPO法人デートDV防止全国ネットワークは、婚活や恋活を行っている法人や自治体とのコラボレーションを募っています。「サチヨと恋バナ」を通じて、恋愛に関する多様な価値観を尊重し合う関係構築を推進したいと考えています。
製品情報と利用方法
「サチヨと恋バナ」は、2〜4人で遊べるよう設計されています。対象年齢は18歳以上で、価格は2000円(送料込み)です。ゲームは、参加者全員が交互にカードを選び、内容について話し合う形式で進行します。一つずつ話し合うことで、徐々に会話が深まっていきます。
製品の詳細については
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