株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが2020年7月にリリースした「赤ちゃんの頭のかたち測定」アプリが、累計25万ダウンロードを突破した。このアプリは、赤ちゃんの頭蓋変形の程度を手軽に評価できるツールとして、多くの親御様や医療従事者から支持を得ている。
従来、赤ちゃんの頭のかたちの測定は、専門医による3Dスキャナーを用いた撮影が必要だった。しかし、本アプリはスマートフォンで簡単に測定できるため、病院を受診する前に自宅で手軽に頭の形をチェックできる。また、医療従事者にとっても、患者の状態を事前に把握できる便利なツールとして活用されている。
本アプリは、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の臨床研究グループと自治医科大学附属さいたま医療センターの医師らによって開発され、高い精度が実証されている。さらに、長崎大学を中心とした複数の医療機関との共同研究では、本アプリを活用した臨床利用も開始されている。
この共同研究は、2024年度科学研究費助成事業に採択され、頭蓋変形に関する研究の更なる発展が期待されている。今後、本アプリを活用した臨床研究やデータ分析を通じて、頭蓋変形の予防や治療に関する新たな知見が得られる可能性もある。
ジャパン・メディカル・カンパニーは、今後も本アプリの機能改善や研究開発を進めることで、赤ちゃんの頭蓋変形に関する啓発活動および治療の質向上に貢献していく。また、頭蓋変形に関するデータ分析や研究を通じて、日本発の頭蓋矯正に関するスタンダードを確立していくことを目指している。