加西市がプロジェクトオーナーを募集
加西市は、地域の魅力を引き出すための新たな取り組み「かさい・ふるさとしごと創出支援事業―Kasai-Innovation」を開始しました。このプログラムは、新規事業の立ち上げをサポートするもので、特にふるさと納税の仕組みを活用して、地域のプロジェクトを応援します。
新しい時代の「ふるさとしごと」
コロナウイルスの影響により、地方の働き方は大きく変わりました。以前は、地域産業に根ざした仕事が中心でしたが、リモートワークの普及によって、都心でしかできなかった仕事が地方でも可能になりました。このような変化を経て、私たちは「ふるさとしごと2.0」の時代に突入しました。
さらに、2023年5月には新型コロナウイルスに関する法的位置付けが見直され、都市と地方のつながりが一層強化されつつあります。「ふるさとしごと3.0」として、新しい価値と仕事の創造が求められる時代となっています。
加西市は元々、製造業が盛んな企業城下町で、三洋電機が拠点を持つ地域でもあります。そこに豊かな自然環境が加わり、農業も盛んな地域ですが、最近、特に20代〜30代の女性の市外流出が問題視されています。この課題を解決し、都市との連携を強化するためには、地域資源を活かした新しい仕事の創出が必要です。
プログラムの具体的内容
このプログラムでは、以下のようなステップで地域課題を解決するためのプロジェクトがサポートされます:
1.
ガバメントクラウドファンディングの活用:加西市のふるさと納税において、参加者は自身のプロジェクトを募ることができます。
2.
寄付金の助成:集まった資金の一部は、プロジェクト実施者に補助金として提供され、事業の推進がサポートされます。
特に、加西市は全国で24位に入るふるさと納税の寄付額を誇っており、採択された企業のプロジェクトも寄付を集めやすい環境が整っています。過去の成功例も多く、これを機に新しいビジネスチャンスを掴むことができます。
応募条件とテーマ
応募要件
- - 自らがプロジェクトオーナーとなり、加西市の地域資源を活用した事業を企画すること。
- - 市内に事業所を持つか、今後事業を実施する予定であることが求められます。
- - ガバメントクラウドファンディングに挑戦し、寄付目標が達成されなくても実施意欲があること。
募集するテーマ
「かさいの地域資源×〇〇」という形で、地域課題の解決や振興につながるプロジェクトを募集中です。
参加費は無料。応募締切は9月27日です。詳しい情報については、
こちらをクリック!
まとめ
加西市の取り組みは、単なる地域振興にとどまらず、若者や女性が求める新たな価値を創出する大きなチャンスです。みなさんのアイデアが地域を変えるきっかけになるかもしれません。多くの皆さんの応募をお待ちしています!