AI問診Ubieの進化
2020-05-11 15:00:48
AI問診Ubieが導入された医療機関の感染対策支援機能とは
AI問診UbieとCOVID-19トリアージシステムの進化
最近、AI問診サービス「AI問診Ubie」がCOVID-19トリアージシステムの機能を拡張し、全国の医療機関に提供を開始しました。このシステムは、医療機関の業務効率化サービスとして約200の医療機関に導入されてきた実績がありますが、新型コロナウイルスの影響で、院内感染リスクを軽減するための取り組みとして大きな注目を集めています。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により、多くの医療機関は外来機能を維持するために様々な対策を講じる必要があります。特に感染疑いの患者への対応は、直接的な接触がリスクを高めるため、慎重を要します。そこで、AI問診Ubieは来院前や来院直後の問診を通じて、感染対策を効果的にサポートします。
発症前の確認
この新しい機能の目的の一つは、来院前に患者の問診ができる仕組みです。これにより、感染疑いのある患者も安心して受診できるようになります。事前のオンライン問診を通じて、患者がスマートフォンやパソコンで自身の状態を回答し、医療機関がその情報をもとに適切な受診案内を行います。これは、受診を躊躇していた患者が、不安を軽減し、安心して来院できる環境を整えることに寄与しています。
来院直後の対応
さらに、来院直後にも患者が自身のスマートフォンを使って問診を行える形式を採用しています。スマートフォンを持っていない患者には、AI問診Ubie専用のタブレットを用意し、スムーズに問診が進められるように配慮されています。これにより、医療機関での感染リスクを低減しつつ、効率的な対応が実現できます。
院内トリアージの実施
トリアージの過程でも的確な情報把握が求められ、患者の状態に応じて事務職員や医師にアラートが送信される仕組みが整備されています。これにより、感染が疑われる患者を迅速に個室に案内し、感染リスクを軽減。さらに、院内トリアージの診療報酬についても、特例措置に基づき算定が可能となり、医療機関の経営を支える側面も持っています。
医療機関の声
AI問診Ubieを実際に導入している医療機関の意見も紹介します。東京都の目黒みらい内科クリニックでは、患者が来院前に問診を完了できることで、受付業務が大幅に軽減され、医師はより患者に集中できる環境が整っていると報告しています。
大阪府の医療法人良秀会では、感染リスクの軽減に成功しており、コロナ禍における医療従事者の心理的な負担の軽減に寄与しているとのことです。また、福岡県の田主丸中央病院では、AI問診Ubieの導入によって現場の効率化と患者の安心感向上を実現できていると評価されています。
今後の展望
AI問診Ubieは、全国の医療機関への提供を進め、さらなるサポート体制の強化を目指しています。また、事前問診サービス「AI受診相談ユビー」との連携の強化も検討されており、いますます多くの患者に使われていくことが予想されます。これにより、医療現場の業務効率化と感染対策の両面での成功が期待されています。
新型コロナウイルスの影響は医療現場において深刻ですが、AI問診Ubieによる革新的な取り組みが、この難局を乗り越える助けとなることを願います。
会社情報
- 会社名
-
Ubie株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋堀留町二丁目4番3号日本橋堀留町2丁目ビル 6F
- 電話番号
-
03-6778-4016