Atomicoが東京に新拠点を開設、スカイプ元代表の岩田が指揮
Atomico、日本に新たな拠点を設立
国際的なIT投資企業であるAtomicoが、東京に新しい事務所を設けることを発表しました。これに伴い、元スカイプジャパンの代表取締役である岩田真一氏が新たにこの事務所の代表に就任しました。米国やヨーロッパを基盤とする投資企業が日本市場への関心を深める中、Atomicoの動きは特に注目されています。
Atomicoは、Skypeの共同創業者であるニクラス・ゼンストローム氏によって設立された企業で、世界中のIT企業に対して投資を行うことを目的としています。今回の東京事務所は、同社にとっての重要な戦略的拠点となるでしょう。
岩田氏のキャリアとAtomicoの目指すビジョン
新たに東京事務所を指揮する岩田氏は、スカイプジャパンでの成功を経て、Atomicoの市場拡大専門チームに加わり、日本市場への注力を強化します。彼はスカイプ立ち上げに際し、さまざまなグローバル提携にも関与してきました。その経験を活かし、Atomicoとしてのさらなる成長を図っていくことが期待されています。
Atomicoは、これまでに世界の4つの大陸にわたり、インターネット関連の多様な企業に対して投資を行い、50社以上に及ぶポートフォリオを持っています。これにより、成長が見込まれる企業に対して支援を行い、卓越した経営陣へのアクセスを提供しています。
日本市場への注力と未来の展望
ニクラス・ゼンストロームCEOは、東京事務所の開設に際し、「日本市場では長年の活動を続けており、ポートフォリオ企業の関心が特に高まっている。この新たな拠点を通じて、日本の企業との提携をさらに強化していくことを楽しみにしている」と述べています。
また、岩田氏も「Atomicoチームに参加できたことを非常に嬉しく思う。日本のIT市場にも、私たちの国際的なプレゼンスとグローバルな投資ノウハウを基に成長をもたらしたい」と意気込んでいます。
Atomicoのグローバルな存在感
Atomicoの本社はロンドンにあり、他にも北京、サンパウロ、イスタンブールに事務所があります。日本市場での新しい取り組みは、すでに国際的に活躍する企業としての地位を確立しているAtomicoにとって、さらなる成長を促進する風になると期待されています。
Atomicoの投資先には、RovioやJawbone、Klarnaを含む業界の先駆者たちが名を連ねており、通信技術や電子商取引の分野において革新的な企業として知られています。日本市場でも同様の企業を見つけ出し、グローバルな成長をサポートする新たな機会が生まれることでしょう。
新たに設立された東京事務所がどのような企業との提携を実現し、日本のIT業界に変革をもたらすのか、今後の動きに期待が集まります。
会社情報
- 会社名
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Atomico
- 住所
- 50 New Bond Street,London W1S 1BJ
- 電話番号
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