新設情報科学部
2025-09-01 10:50:28

大正大学に新たに誕生する情報科学部が正式に設置認可

大正大学に新たに情報科学部が設置決定



大正大学が2026年4月の開設を目指して申請していた「情報科学部」が、文部科学大臣から正式に設置認可を受けたことが発表されました。これにより、大正大学にとっては7つ目の学部となり、創立以来初めての理系学部が誕生することになりました。

新しい学部の背景



現代社会において、デジタル技術の発展はますます重要性を増しています。国の「第6期科学技術基本計画」では、Society5.0の実現に向けた人材育成が国家的な課題とされています。また、内閣官房が示した「デジタル田園都市国家構想」では、2027年度までに1500の自治体がデジタル実装に取り組むことを目指しています。これにより、地域課題の解決と地方の魅力向上が急務とされています。

このような背景の中、大正大学の新設される情報科学部は「グリーンデジタル情報学科」と「デジタル文化財情報学科」の2学科からなり、情報科学の専門知識と実践スキル、さらに幅広い教養や倫理観を養うことを目指しています。

学部の目的と構成



情報科学部では、情報技術を活用して社会の課題を解決し、新たな価値を創出できる人材を育成します。各学科では、以下のような学びを提供します。

グリーンデジタル情報学科


この学科は、持続可能な社会の実現に向けて、情報技術を利用し自然との共生や地域の発展を目指します。プログラミング、ネットワーク、データ分析の基礎から、IoT演習やAIなどの応用技術まで幅広く学ぶことができます。さらに、自然環境と地域のビジネスに関心がある学生が、専門的な知識を深められるようなカリキュラムが提供されます。

デジタル文化財情報学科


この学科は、貴重な文化財や自然遺産を保護し、デジタル技術を活用して地域創生や持続可能な観光への貢献を目指します。プログラミングやデータ分析のスキルに加え、文化財の3Dモデル作成やAIを使った建造物の修復技術なども学ぶことができる、実践的なカリキュラムが用意されています。

大学の理念



大正大学は1926年に設立されて以来、仏教の理念に基づいて「智慧と慈悲の実践」を掲げています。この精神をもとに、大学は「慈悲・自灯明・中道・共生」の教育ビジョンを展開しており、学生には学び舎での経験を通じて他者の幸福を考える姿勢を育むことが期待されています。

今後、情報科学部はこれらの理念を踏まえ、地域の課題解決に貢献できる人材を育て上げ、未来社会の発展に寄与していくことが求められています。

大正大学の公式ホームページもぜひご覧ください。 公式HP


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会社情報

会社名
学校法人 大正大学
住所
東京都豊島区西巣鴨3-20-1
電話番号
03-3918-7311

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