岩田俊彦の作品展
2020-11-09 11:35:17

現代の漆芸を彩る岩田俊彦の作品展を紅ミュージアムで開催

漆芸新時代を切り開く、岩田俊彦の世界



日本の伝統的な工芸品として名高い漆。その深い色合いと艶やかな質感は、美術品だけでなく日常の器にも幅広く親しまれています。そんな漆を使って、現代の感覚を融合させた新たな作品を生み出しているのが、漆芸作家・岩田俊彦氏です。彼の個展「Authentic Aesthetic-岩田俊彦 作品展-」が、東京都港区にある紅ミュージアムで開催されることが決まりました。

この展示会は、2020年11月14日から12月20日までの期間に開催され、入場は無料です。岩田氏は、平面作品を中心に、幾何学的な線や模様、さらには植物や昆虫、家紋といった日本文化の象徴を美しく加工しています。作品は全体で36点を予定しており、その中には新作も数多く含まれています。

新たな表現への挑戦



漆の特性を活かしつつ、岩田氏は伝統的な技法をベースに多数の作品を展開しています。しかし、近年の取り組みでは、従来の枠にとらわれず、より自由な発想で自らの創作活動を続けています。特に、下地に錆漆を使用した作品では、偶発性やアバウトさが魅力的な漆の表情を引き出すことを目指しています。この新たなアプローチは、漆芸の可能性を広げ、鑑賞者に新しい視点を提供してくれるでしょう。

展示内容とアクセス情報



「Authentic Aesthetic」では、岩田氏の過去の作品と共に、選りすぐりの新作27点を披露します。観覧者は、これらの作品を通じて日常の中に潜む漆の魅力を再発見する機会を得られます。

展示の開催場所は紅ミュージアムで、アクセスは東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線の「表参道」駅B1出口から徒歩12分の距離です。また、開館時間は午前10時から午後5時まで、入場の締切は午後4時30分となっています。館は月曜日が休館日ですので、ご注意ください。

岩田俊彦氏のプロフィール



岩田俊彦氏は1970年に神奈川県鎌倉市に生まれ、1999年に東京藝術大学の美術学部工芸科漆芸専攻を卒業しました。その後の様々な展覧会で多くの賞を受与し、国内外で活躍されています。彼の作品は、既存の文化と時代の流れを感知し、それを基に新たな表現を模索し続ける姿勢が反映されています。

この機会に、岩田氏の漆芸作品を通じて、新しい価値観や感性を感じてみてはいかがでしょうか。きっと、日常の中に潜む美しさを再発見できることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社伊勢半本店
住所
東京都千代田区四番町6-11
電話番号
03-3262-3111

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