ヘルスリテラシーを高める「HASEKO夏のリコチャレ2024」イベントの魅力

HASEKO夏のリコチャレ2024「マンションまるわかりツアー」

2024年8月5日と7日の2日間、東京都多摩市で「HASEKO夏のリコチャレ2024 ～マンションまるわかりツアー～」が開催されました。このイベントは、株式会社長谷工コーポレーションが内閣府の男女共同参画局等と連携し、女子学生の理工系分野への進路選択を支援する取り組みの一環として行われました。

イベントの目的と概要

本イベントは、マンションづくりの魅力やその素晴らしさを伝えることを目的にしており、小中高生及びその保護者16組、合計32名が参加しました。参加者は、技術研究所でのさまざまな体験を通じて、マンションに関する知識を深める機会を得ました。

体験プログラム

具体的には、まず熱環境実験室では、冬季の温度条件を再現しながら建物で発生する結露について学べる「結露体験講習」が行われました。この講習では、参加者が実際にその状況を体感することで、結露のメカニズムを楽しく理解することができました。

さらに、マンションに使用するセメントの特徴を知るためのセッションがあり、参加者は砂や水を混ぜてモルタルを作成する「モルタル練り混ぜ体験」も行いました。この体験を通じて、マンション建設に必要な基本的な材料について学びました。

マンションミュージアムでは、その成り立ちや歴史に関する展示を見学することができ、BIM（ビルディング・インフォメーション・モデリング）を活用した設計のAR体験を通じて、技術の進化も実感できました。参加者は、マンションがどうやって作られるのかを実際に見ながら学ぶことで、新しい知識を得ることができました。

参加者の声

イベントに参加した方々からは、様々なポジティブな感想が寄せられました。例えば、「初めての体験ができ、楽しみながら結露の仕組みについて学べた」とのコメントがあり、体験を通じた学びの効果が実感されました。また、「長谷工マンションミュージアムの見学を通して、マンションが出来上がる流れを知ることができ、興味が湧いた」との意見も多く、マンション建設に対する理解が深まった様子が伺えました。

今後の展望

長谷工コーポレーションは、2017年から「リコチャレ」に支援団体として参加しており、今後も理工系分野に興味を持つ若い世代を支援するイベントを継続していく方針です。本イベントが、参加者にとって新しいキャリアの選択肢を考えるきっかけとなったことを期待しています。

このような取り組みを通じて、若い人々が理工系に興味を持つことは、業界全体の持続可能な成長にも繋がります。多くの若者たちが将来、理工系の専門家として活躍することを願っています。