ファミリーネット・ジャパンが脆弱性管理クラウド「yamory」を導入
東京都港区に本社を置く株式会社ファミリーネット・ジャパンは、集合住宅向けのインターネットサービスを提供する企業です。同社は、エネルギー事業やIoT、アプリを駆使したソリューションサービスも展開し、常に進化し続けています。しかし、近年のデジタル化の進展に伴い、情報セキュリティの重要性が高まる中で、同社は脆弱性管理においていくつかの課題を抱えていました。
ファミリーネット・ジャパンは、外部開発ベンダーに依存していた脆弱性調査が、3ヶ月に1度の頻度で実施されており、その結果、手間やコストが増大していました。また、定期的な調査しか行えず、最新脆弱性への迅速な対応が難しく、属人化も懸念されていました。そこで同社は、株式会社アシュアードが提供する脆弱性管理クラウド「yamory」を導入することを決定しました。
導入の決め手
「yamory」の導入を決める際、ファミリーネット・ジャパンが特に重視したのは、各脆弱性に対する対応優先度を自動で判別する「オートトリアージ機能」です。この機能により、優先度に基づき迅速かつ効率的に脆弱性への対応が可能となります。トライアル期間中には、開発ベンダーが実際に運用確認を行い、自社の業務においても問題なく使用できると判断されました。さらに、他社の脆弱性管理ツールと比較し、コストパフォーマンスの面でも優位性が認められたことも導入の大きな要因となりました。
導入後の効果
「yamory」の導入後、ファミリーネット・ジャパンにおける脆弱性管理の状況は劇的に改善しました。3ヶ月ごとの定期調査にかかるアプリの脆弱性対応時間は、なんと26時間からたったの8時間へと短縮されました。この結果、業務の効率化だけでなく、コストの削減にも大きく寄与しています。また、開発ベンダーからも、これまで手作業で行っていた調査が格段にやりやすくなったとの声が上がり、全体の業務プロセスがスムーズに進行するようになりました。
yamoryによって脆弱性管理の作業が標準化され、開発体制の変化にも柔軟に対応できる仕組みが整いました。これにより、属人化が解消され、脆弱性管理についての知識が社内で共有されやすくなったのです。こうした取り組みは、今後の情報セキュリティ対策の強化においても大きな役割を果たすと期待されています。
脆弱性管理クラウド「yamory」について
「yamory」は、ITシステムの脆弱性を自動で検知し、管理及び対策を行うことができるクラウドサービスであり、企業のセキュリティ維持が求められる現代において必須のツールとして注目されています。複雑化したITシステムに対し、広範囲な脆弱性対策を効率的に実施できるよう設計されています。
ファミリーネット・ジャパンの成功事例は、他の企業の情報セキュリティにおける課題解決の一助となることが期待され、さらに「yamory」の普及推進にもつながることでしょう。詳細は公式サイト(https://yamory.io/)を参照ください。