生きづらさの対話
2024-07-26 18:25:45

生きづらさから始まる対話と学びの成果報告会を開催

生きづらさから始まる対話と学びの成果報告会



2024年7月6日、東京都国立市の公民館で、「リカバリーの学校@くにたち」の中間成果報告会が開催されました。このイベントは、一般社団法人眞山舎が主催し、地域社会における障害者支援の取り組みの成果を共有するために行われました。約40名の参加者が集まり、とても意義のある時間となりました。

開催概要



その日のプログラムは、次のような内容で構成されていました。
  • - 令和5年度「リカバリーの学校@くにたち」取り組み報告
  • - みんなで語る・リレートーク
  • - 参加者・関係者のグループ対話

会場となった国立市公民館は、地域交流の場であり、参加者同士が意見を交わせる温かい雰囲気でした。
モデレーターとして、国立市教育委員会の井口啓太郎氏が登壇し、多様な視点からのリカバリーの重要性を語りました。

第一部の報告



第一部では、一般社団法人眞山舎の土屋一登代表理事が、昨年度の「リカバリーの学校」の成果を報告しました。参加者たちの意識や行動が前向きに変化している様子がそうした報告に基づき紹介されました。特に、生きづらさを抱える当事者の変化や、支援者の意識の変化に焦点を当てた内容が印象的でした。

また、この取り組みが国立市内で長年にわたって培われた地域福祉や市民活動の専門性の結果であることにも触れ、リカバリーの学校の「回遊性」や「越境性」という概念が地域全体の共生圏の拡張に寄与しているという仮説も提起されました。

第二部とグループ対話



続く第二部では、飯野雄治氏や鈴木直文氏など、さまざまな立場の登壇者による意見交換が行われ、参加者はそれぞれの経験や知見をシェアする貴重な機会となりました。特に一人の参加者が、「人間として扱われた」と実感したエピソードを語り、本プログラムの意義が深く語られました。

第三部では、参加者をいくつかのグループに分け、テーマに基づく対話が行われました。初対面の方が多い中、参加者は自由に意見を交わし、互いの思いを尊重する対話が生まれました。イベント後のアンケートでも、参加者からは「生きている実感を持てた時間だった」「初対面でも本音の会話ができ、意味のある時間だった」といった前向きな感想が寄せられました。

今後の展望



今回の報告会を経て、「リカバリーの学校@くにたち」は更なる進展と共生の場の拡大を目指します。令和6年度からは、当事者と共に企画を進める「共につくる学びと交流プログラム」を実施することで、プログラムに参加するすべての人々が「主人公」となる機会を作り、地域の共生圏を広げる取り組みを続けていくことを発表しました。

この中間報告会は、単なる成果の提示に留まらず、地域社会の価値を再認識する機会ともなりました。今後も多様な取り組みを通じて、障害を持つ人々がより生きやすい社会を築いていくことが期待されます。


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会社情報

会社名
一般社団法人眞山舎
住所
国立市富士見台一丁目7番地1号富士見台第一団地1号棟102号室
電話番号

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