那須塩原ソーラーファーム
2023-03-15 13:00:01

那須塩原市に新たに誕生したソーラーシェアリング「那須塩原ソーラーファーム」の魅力

那須塩原市に完成した「那須塩原ソーラーファーム」



2023年3月13日、栃木県那須塩原市に新しい形の発電所、「那須塩原ソーラーファーム」が正式に運転を開始しました。この施設は、再生可能エネルギーの一環として、農業と太陽光発電の融合を目指しています。農地と太陽光発電の両立を実現するこの取り組みは、全国的にも珍しく、そのスケールの大きさから注目されています。

ソーラーシェアリングの特徴



那須塩原ソーラーファームは、約1.6万㎡の広大な農地で麦の栽培と同時に太陽光発電を行います。特筆すべきは、最低地上高が2.8mの高足架台に太陽光パネルを設置することにより、作物に必要な日光をしっかりと確保できる点です。これにより、営農と発電の両方が円滑に行えるようになっています。

耕作は地元の認定農家に委託されており、地域の農業もサポートしています。発電出力は1,000kW(AC)で、年々約1,210MWhの発電量を見込んでおり、これは一般家庭約280世帯の年間消費量に相当します。また、年間で約660トンのCO2削減が期待されており、環境への配慮も大きなポイントです。

安全で持続可能な未来を目指して



ソーラーシェアリングは、農地上部に太陽光発電設備を設置するだけでなく、発電と営農を同時に行うことで、エネルギーと食物生産の両立を図ります。日本は、エネルギーと食料の自給率が共に低く、これらの問題を解決するために新しいアプローチが求められています。この事業は、持続可能な社会実現に向けた重要な一歩となると期待されています。

株式会社エンブルーの展望



「那須塩原ソーラーファーム」の運営を手掛ける株式会社エンブルーは、東京都千代田区に本社を置く企業です。彼らのミッションは再生可能エネルギーの開発及び中小企業の事業承継支援を通じて、日本の未来を創造すること。その中で、固定価格買取制度(FIT)に依存しない発電所の開発に力を入れています。

最近の動向を見ても、エンブルーの取り組みは国内外から高い関心を寄せられており、今後さらに大きな展開が期待されます。

地域活性化への期待



このソーラーシェアリングプロジェクトは、地域の農業者に新たな収入源を提供し、同時に地域経済に活気をもたらすものと考えられています。持続可能なエネルギーと食糧生産の両立という今回の取り組みは、未来の農業やエネルギー生産のモデルになることでしょう。

那須塩原ソーラーファームの成功を通じて、他の地域でもこのようなプロジェクトが広まることを期待したいものです。

会社情報

会社名
株式会社エンブルー
住所
東京都千代田区神田三崎町2-2-14BRICKGATE水道橋4階
電話番号
03-6272-9517

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