株式会社シフトが開発したクラウド型打刻管理システム「カラ・レコ」が、中央自動車工業のアルコール検知器とのBluetooth接続を介して新たなアルコールチェック機能を提供することが発表されました。この新機能により、従業員の出退勤を打刻する際に同時にアルコールチェックも実施できるようになります。これは2024年8月1日からの提供予定です。
「カラ・レコ」は、2次元カラーバーコード「カメレオンコード」を用いた打刻管理アプリケーションで、iPadやWindows端末で簡単に出退勤時刻を管理することができます。さらに、富士通の「PalmSecure」に対応した手のひら静脈認証機能も搭載されており、高度な本人認証が可能です。
このシステムの特筆すべき点は、打刻だけでなく、食事や弁当の注文もタイムレコーダーから行えること、そして新機能としてアルコール検知器とBluetooth接続により、アルコールチェックを一気に行うことができる点です。例えば、出退勤時にアルコールを検知した場合、即座に管理者にメールまたはSMSで通知されるため、職場の安全管理がさらに強化されるというメリットがあります。
利用シーンとしては、チェーンストアや製造業での打刻管理、業務運転時のアルコールチェック、さらには従業員の食事管理など多岐にわたります。特に、業務運転を行うスタッフや、多店舗で展開する企業には非常に便利なシステムとなるでしょう。
価格体系も明確で、初期費用には55,000円の認識システムライセンス費用が設定されており、さらに年間費用は基本システム利用料が24,000円からと手頃です。また、アルコールチェックオプションも用意されており、業務に応じたカスタマイズが可能です。
一方、中央自動車工業が手掛ける「ソシアック」シリーズのアルコール検知器も注目です。2002年から製造・販売されているこのシリーズは、官公庁や企業で幅広く利用されており、高感度のセンサーを用いた高い精度と信頼性で多くのユーザーから評価されています。
「ソシアック NEO」や「NEO BLUE」など、最新のモデルは電気化学式センサーを搭載しており、優れた反応精度を誇ります。これらの機能と「カラ・レコ」の組み合わせにより、より安全で効率的な勤怠管理が実現します。
「カラ・レコ」と「ソシアック」の連携が生み出す新しい勤怠管理のスタイルは、今後ますます注目されることでしょう。これにより、企業の生産性向上とともに、従業員の安全も守られる環境が整いつつあります。ぜひ、詳細は株式会社シフトの公式ウェブサイトを訪れてチェックしてみてください。