女性研究者支援
2024-07-29 16:41:59

資生堂が女性研究者支援の授賞式を開催|次世代育成に向けての取り組み

資生堂、女性研究者支援の「サイエンスグラント」授賞式を実施



2024年7月19日、資生堂は「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」の第17回授賞式を開催しました。このグラントは、次世代の女性研究者を支援することを目的としており、今回は107名の応募者の中から10名の受賞者が選ばれました。これにより、女性が科学技術分野においてリーダーシップを持つことが奨励される環境が整えられています。

受賞者の声


受賞者代表である金沢大学の准教授、吉田直子さんは、今回の受賞に対して大変光栄であると述べました。吉田さんは、日々の研究活動と子育てを両立させることができた背景には、周囲の理解と協力があったことを強調し、今後は次世代の育成に貢献していきたいと意気込みを見せました。

資生堂の取り組み


資生堂は、STEM分野における女性の活躍をサポートすることで、サステイナブルな社会の実現へと貢献することを目指しています。授賞式での岡部義昭副社長は、本グラントが厳しい環境にいる女性研究者の道を切り開く助けになることを願い、受賞者同士の交流を通じて、異分野間のネットワーク形成が進むことを期待しています。

日本の女性研究者の現状


日本においては、研究者全体の中で女性の割合は18.3%と外国に比べて低い状況が続いていますが、資生堂は、研究環境を改善し、女性研究者のリーダーシップを育成することに力を入れています。また観察された問題は、家庭と仕事を両立させることの困難さや、情報交換の場の不足です。これらの課題を解決するため、資生堂は研究助成金の使途を柔軟に設定し、受賞者同士の交流を推進しています。

今後の展望


資生堂のサイエンスグラントの設立から17年が経過し、これまでに169名の女性研究者が受賞しています。これにより、教授職や研究リーダーとして活躍する女性たちが増えています。資生堂は、今後も支援活動を続け、次世代の女性研究者の育成につなげる予定です。

受賞者の研究テーマ紹介


授賞式では、選ばれた受賞者の研究内容も発表されました。研究テーマは多岐にわたり、以下のような内容が挙げられます:
  • - 細胞生物学:粘膜バリア形成の研究
  • - 進化生物学:ウイルス因子のがん化に関する解析
  • - 生物物理学:神経疾患の病理解明
これらの研究を通じて、日本の科学技術分野における女性の地位向上が期待されています。

資生堂は今後も、女性研究者がさらなる活躍できる環境を創出し、科学技術の進展に貢献することを目指しています。こうした取り組みが、最終的にサステイナブルな社会の実現へとつながると信じています。


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会社情報

会社名
株式会社資生堂
住所
東京都中央区銀座7-5-5
電話番号
03-3572-5111

トピックス(科学)

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