ミライスピーカーの革新
2019-05-15 16:10:06
音のバリアフリーを支えるサウンドファンの革新技術「ミライスピーカー」
音のバリアフリーを支える「ミライスピーカー」
最近、音のバリアフリーを実現するための革新技術として、「ミライスピーカー」が注目されています。この技術を開発したのは、日本の企業サウンドファンです。このスピーカーは、特に難聴者が声を聞き取りやすくするための工夫が凝らされており、音の届け方に革命をもたらしています。
特許取得の背景
「ミライスピーカー」の根幹となる特許は、今回世界5か国で取得されました。特に重要なのは、スピーカー内部に搭載された「曲面振動版」です。この技術により、スピーカーから発せられる音が広範囲にわたって拡がり、言葉がより明瞭に届くようになります。特に、聴覚に障害がある方にとって、この技術はきわめて重要です。
元々、サウンドファンは2014年に日本で初めてこの特許を取得しており、以来欧州などにも特許を申請してきました。これにより、他国での展開が現実のものとなり、難聴者へのサポートを国際的に広げる基盤が整ったのです。
世界中の難聴者の実情
WHOの推計によると、今や世界には約4億6600万人もの人々が何らかの難聴を抱えています。日本語は母音が豊富ですが、欧米言語では子音が多いために、聴覚的な問題を抱える人々がより多く存在します。このことからも、音のバリアフリー技術の重要性はますます高まっています。
今後の展望
WHOの予測によると、2050年には全世界の人口の約1割にあたる9億人が難聴に苦しむことになるとされています。このような社会的課題に対処するためには、音を通じたコミュニケーションがいかに重要であるかは明白です。サウンドファンは、今後も「言葉が伝わる」スピーカーの開発に注力し続け、音のバリアフリーの実現を目指していくとのこと。
このように、「ミライスピーカー」はただのスピーカーではなく、社会におけるコミュニケーションの形を変える可能性を秘めています。これからの技術の進展が楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社サウンドファン
- 住所
- 東京都中央区東日本橋2丁目22番1号クロスシー東日本橋ビル8階
- 電話番号
-
0800-333-7414