防カビ成分ゼロ！光で防カビを実現する画期的なゲルをユシロ化学と日本製紙パピリアが共同開発

防カビ成分ゼロ！光で防カビを実現する画期的なゲル

ユシロ化学工業株式会社と日本製紙パピリア株式会社は、共同で防カビ成分を一切含まない、光の力によりゲルの周囲のカビの発生を抑制する「光防カビゲル」を開発しました。

この画期的なゲルは、ユシロ化学独自の「光防カビ技術」と日本製紙パピリアの「充填成型技術」を融合させたものです。従来の防カビ剤にありがちな独特な臭いや人体への影響のある成分は一切含まれていません。

光の力でカビを抑制するメカニズム

「光防カビゲル」は、ユシロ化学独自の光触媒技術「ジェンタミン®」を活用しています。ジェンタミン®は、海藻、牛乳、アーモンドなどに含まれるビタミンB2をベースにした安全性の高い光触媒添加剤です。

光が当たると、ジェンタミン®が働き、ラクトアルデヒドを少量ずつ放出します。ラクトアルデヒドは無臭で、空気中の酸素によって安全性の高い乳酸に変化します。このラクトアルデヒドが、ゲルの周囲のカビの発生を抑制する効果を発揮します。

従来の防カビ剤の課題を克服

「光防カビゲル」は、従来の防カビ剤が抱えていた課題を克服した画期的な技術です。従来の防カビ剤は、独特な臭いがしたり、人体に影響のある成分が含まれていることが課題でした。そのため、製品の防カビ対策に苦労している企業は少なくありませんでした。

「光防カビゲル」は、防カビ成分を含まず、無臭で安全性の高い防カビを実現しました。そのため、食品や化粧品など、従来の防カビ剤が使えなかった製品にも使用できます。