地方紙の新たな挑戦
2021-04-13 10:00:18

地方紙の未来を切り開く「Build New Localプロジェクト」の全貌に迫る

地方紙の新たな挑戦「Build New Localプロジェクト」



最近、全国の地方紙が協力して新たな地域社会の構築を目指す「Build New Localプロジェクト」がスタートしました。このプロジェクトは、アフターコロナ時代の地域社会づくりをテーマに、各地方紙がデジタル変革を通して豊かで幸せな暮らしを実現することを目的としています。また、特別協力としてGoogle News Initiative(GNI)が参加し、新規事業の開発やデジタル人材の育成支援を行います。

プロジェクトの背景



新聞業界は、読者の高齢化や若者の新聞離れ、デジタルメディアの進展などによって深刻な危機に直面しています。2019年の日本新聞協会の発表によると、加盟社の総発行部数は約3781万部と、2000年から実に29.6%も減少しました。特に地方紙においては、廃刊や休刊、さらには夕刊撤退などの報道も相次いでいます。これにより、広告収入が急減し、デジタル収入も微増にとどまり、多くの地方紙はデジタル化に苦戦しています。

さらに、新型コロナウイルスの影響が経済活動に及ぼした打撃も大きな問題です。地方紙は、地方の選挙や地域の声を届ける役割を果たしてきましたが、その存在意義が再評価されつつある今、アフターコロナ時代にはより一層の情報インフラが求められています。これに対応するため、地方紙業界全体でアクションを起こす必要があるとの認識から、今回のプロジェクトへとつながりました。

GNIの協力



「Google News Initiative(GNI)」は、デジタル時代のジャーナリズムの未来を切り開くため、Googleが報道機関とのコラボレーションを推進するプログラムです。GNIは、各国で様々な支援を行い、地方紙のデジタル化を促進するためのノウハウを持っています。GNIの理念である「情報の普及によって人々の生活を豊かにする」という思想は、地方紙が目指す地域社会とも共鳴するため、今回の取り組みに協力することが決定しました。

プロジェクトの具体的な内容



Build New Localプロジェクトでは、以下のような具体的なプログラムが予定されています。

1. キックオフカンファレンス
- 実施時期:2021年4月23日
- 実施場所:オンライン
- 内容:プロジェクトの理念や概要の共有。

2. アイディアソン
- 実施時期:2021年7月
- 実施場所:オンライン
- 内容:地方紙が関与し、新規事業アイディアを創発するイベント。

3. ビジネスアイディアコンテスト
- 実施時期:2021年12月
- 実施場所:オンライン
- 内容:各地方紙が磨いた新規事業アイディアを発表し、オープンソース化を図る。

これらのプログラムを通じて、参加する地方紙は新たなビジネスチャンスを追求することができます。

まとめ



「Build New Localプロジェクト」は、産官民学の域を超えた新たな地域社会を構築し、地方紙が持続可能な成長を遂げるための重要な取り組みです。このプロジェクトを通じて、地方の情報インフラとしての役割が強化されることが期待されており、地域社会に新たな価値をもたらすことが求められています。今後の進展に大いに注目したいところです。

会社情報

会社名
株式会社地域力活性化研究室
住所
東京都港区東新橋2-4-6パラッツォ シエナ7F
電話番号

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