居場所づくりミーティング
2025-10-14 13:41:24

「こどもの居場所づくりオールミーティング」初開催、300人が参加し意見交換を実施

こどもの居場所づくりオールミーティングが初開催



2025年9月25日、東京都渋谷区の児童青少年センターフレンズ本町で「こどもの居場所づくりオールミーティング」が開催されました。この会議は、こどもや家庭を支援するための重要な取り組みの一環として、こども家庭庁が主催。全国から約300人の関係者が集まり、こどもの居場所づくりの意義や実践について意見を交換しました。

こども家庭庁の視点


こども家庭庁は、「こどもの居場所づくりに関する指針」に基づき、こどもが安心して過ごせる居場所が大切だと強調しています。この会議は、居場所づくりの重要性を広め、地域全体での取り組みを促進することを目指しています。参加者は多様な視点から居場所づくりを議論し、自らの取り組みの成果と課題を共有しました。

第1部セッション - 居場所作りの軸


第1部では、「こどもの居場所を作るうえで重要視していること」がテーマに設定され、各団体が自身の取り組みを発表しました。特に「不完全さ」がキーワードとして取り上げられました。子育てネットひまわりの有澤氏は不完全さの重要性を強調し、完璧なモデルではなく、地域のニーズに応じた柔軟な形で居場所を築くことが大切だと語りました。

京都市たかつかさ児童館の溝口氏は、自由に過ごせる空間づくりの重要性を述べ、「Be(存在)からDo(行動)」への考え方を紹介しました。居場所はただ存在するのではなく、子どもが己の意思で行動するための基盤となるべきです。また、予想以上の心理的ハードルがあり、子どもたちにとって居場所に辿り着くこと自体が容易でない現実が存在するとも指摘されました。

第2部セッション - 居場所を支える側の見解


第2部では、こどもが集まる場所を後方支援する側からの考え方を展示しました。参加者は地域社会における人間関係や子どもの主体性について率直な意見を交わし、支援のあり方を探りました。

とよなかESDネットワークの上村氏は、行政活動が本当に有効か気を配る必要があり、居場所という概念を再構築すべきだとも述べました。特に居場所が「困難を抱えた人のための場」として認識される現況には問題があるとし、柔軟な形での多様な選択肢を持つことの大切さを訴えました。

未来を見据えた取り組み


清原慶子氏(こども家庭庁参与)は、居場所の重要性を強調し、「居ること」「いいと感じること」が本来の居場所の意義であると語りました。また、居場所づくりにおいて完璧を求めるのではなく、子どもが自身で対応できる手助けが重要との観点も示されました。

この一日を通じて、参加者はこどもたちにとってどのような存在が意義を持つのかを再確認し、自らの地域の取り組みを通じてその実現に向けた意欲を新たにしました。アーカイブ配信も行われているので、興味のある方は是非視聴してみてください。アーカイブ配信リンク


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会社情報

会社名
こども家庭庁
住所
東京都千代田区霞が関3-2-5
電話番号

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