障がい者支援施設職員向け新コンテンツ「グループホーム概論」
NPO人材開発機構が運営する障がい者支援施設職員向けのeラーニング「サポーターズカレッジ(サポカレ)」が、2023年11月から新たな研修コンテンツとして「グループホーム概論」を提供開始します。これは、障がい福祉サービスに携わる支援員が、最新の知識とスキルを習得するための重要な機会です。
過去の配信からの進化
今回の「グループホーム概論」は、2019年5月に配信された内容をベースに、近年の変化を踏まえたアップデートが施されています。特に、グループホームは利用者数の増加が顕著であり、自己決定支援や選択肢の拡充が求められています。加えて、地域に根ざした支援を進めるためには、地域連携が重要であることが強調されています。これらの動向を受け、グループホーム制度に関する基本的な理解を深める内容となっています。
連携教育の重要性
グループホームを運営するためには、支援者自身が利用者のニーズを理解し、地域との連携を強めることが必要不可欠です。この研修を通じて、支援者は地域共生社会の構築に寄与することができるスキルを身に付け、現場での実践に役立てられるでしょう。
主な講義内容
1.
グループホーム制度の変遷と利用状況
グループホーム制度は何故生まれ、どのように発展してきたのかを解説します。特に全国的な利用者数の変遷や定義の見直しなど、過去から現在までの流れを追い、その重要性を認識させてくれます。
2.
ノーマライゼーションと自己決定支援
ノーマライゼーションの理念を基に、聴く姿勢の大切さや、利用者の自己決定に向けた倫理的な立場について講義します。支援者に求められる社会的・市民的・専門的側面の重要性を深堀りします。
3.
グループホームの事業形態
地域共生社会におけるグループホームの運営ポイントとその形態を学びます。障がい福祉サービスの報酬改定に伴う変化についても触れ、今後の展望を考えます。
受講方法とコスト
「サポーターズカレッジ」では、年間受講料165,000円(税込)で、何名でも、何回でも受講が可能です。グループで学ぶことで強い絆を育て、情報を共有し合うことも期待されます。パソコンやタブレット、スマートフォンから手軽にアクセスできる点も魅力的です。例えば、同じ施設内にいる職員は全員が参加でき、教育機会を平等に受けられる仕組みです。
また、初期登録時には11,000円(税込)の手数料のみで、6施設以上の受講を希望する場合は追加料金が発生しますが、多くの施設にとっても経済的負担が少ない内容となっています。
NPO人材開発機構とは
「サポーターズカレッジ」を運営するNPO人材開発機構は、障がい者支援の現場で職員が求められる知識やスキルを高められるよう、さまざまなリソースを提供しています。職員の誇りや働きがいを醸成することで、業界全体のサービス向上を図り、障がい者福祉の質を向上させる狙いがあります。
支援緊急事態宣言が解除されたものの、依然として教育のニーズは高まっており、本研修はそのニーズを満たす重要な役割を果たしています。
お問い合わせ
興味のある方は、公式ウェブサイトやお電話で詳細をご確認ください。
新たな「グループホーム概論」で、今後の支援業務に役立つ知識を一緒に学びましょう。