ツインカプセラ優秀賞受賞
2024-12-19 09:20:23

JAXAベンチャー「ツインカプセラ」が優秀賞を受賞!新技術の可能性

JAXAベンチャー「ツインカプセラ」が優秀賞を獲得



茨城県つくば市に本社を構えるJAXAベンチャー、株式会社ツインカプセラが、茨城県が主催した「第5回いばらきイノベーションアワード」において優秀賞を受賞しました。この表彰式は2023年12月17日に茨城県庁で行われ、同社の代表取締役である宮崎和宏氏が、茨城県の大井川和彦知事から賞状を授与されました。受賞を受け、全ての支援者に感謝の意が表されました。

「いばらきイノベーションアワード」とは


このアワードは、先端技術を活用した新製品や新サービスを表彰することで、地域の新産業の成長と革新を促すことを目的としています。選定基準には、革新性、汎用性、市場性、地域の課題解決への貢献、先端技術の社会普及などが含まれ、応募は2024年7月から開始され、最終的に受賞者が決まるまでに二段階の審査を経ます。受賞した企業は、茨城県からさまざまな支援を受けることができます。

ツインカプセラの受賞製品


受賞した製品は、技術を活用した「スリム型”超”断熱保冷容器」です。これは、JAXAのHTV搭載小型回収カプセルプロジェクトから得た技術を基に開発されました。2021年の創業以来、同社はこの保冷容器の開発を進めており、2023年10月からβ版として販売を開始しています。特徴的なのは、体積がわずか1.3Lで、従来の保冷ボックスよりも小型ながら、必要とされる温度帯を3日以上保持する高性能を実現していることです。

この保冷容器を利用することで、従来の大型保冷ボックスと比べて、ドライアイスの使用量を90%以上削減でき、輸送コストも40%に抑えることが可能です。これにより、医療分野での輸送の効率化やコスト削減に貢献しています。

開発背景と今後の展望


ツインカプセラは、将来的に「スリム型”超”断熱保冷容器」の性能を倍増させ、国際輸送にも対応できるような製品開発を目指しています。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの支援を受けながら、この研究開発を進め、新たな市場のニーズに応えていく方針です。

利用に関心がある方へ


この保冷容器に関心を持たれた方は、ツインカプセラまでお問い合わせください。利用目的や具体的な課題に応じたソリューションの提案が可能です。また、大型の共同研究や医療機関での検体収集時の保冷輸送サービスなど、様々な用途においての活用が期待されています。

会社概要


ツインカプセラは、JAXAが開発した断熱保冷容器技術を基に、医療用途を中心とした新たな保冷輸送サービスの創出を目指しています。2021年の設立以来、様々な企業での業務提携を進め、持続可能な開発を志向したビジネスを展開しています。将来的には、国際的な輸送へもサービスの拡大を図っていく予定です。

お問い合わせ


興味がある方は、ツインカプセラの公式ウェブサイトを通じてご連絡ください。この新しい保冷技術が、未来の物流にどのような革新をもたらすのか、注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
株式会社ツインカプセラ
住所
茨城県つくば市千現2-1-6
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。