日本初！ICAOによるSAF利用のCO2排出削減報告が実施されました

イントロダクション

国土交通省は、国際民間航空機関（ICAO）のCORSIAにおいて、サステイナブル航空燃料（SAF）を利用したCO2排出削減について報告を行ったことを発表しました。これは世界初の試みであり、日本の航空業界の脱炭素化に向けた一步を象徴しています。

SAFとは？

SAF（持続可能な航空燃料）は、一般的な化石燃料に代わる、環境に優しい航空燃料として注目を集めています。従来の燃料と比べてCO2の排出削減効果が高く、国際航空分野での持続可能性を推進するために不可欠な存在です。

ICAO CORSIAの概要

ICAO CORSIA（Carbon Offsetting and Reduction Scheme for International Aviation）は、国際航空運送業において2020年以降、全体のCO2排出量を2019年の水準以下に抑制することを目指しています。このスキームでは、燃料効率の向上やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを促進しています。

日本の取り組み

今回、全日本空輸株式会社と日本航空株式会社の2社から2024年に実施されるSAF利用によるCO2削減の報告を受け、国土交通省はICAOに対して正式に報告を行いました。これにより、国際舞台での日本の航空業界の取り組みが承認され、文書として公開されました。これが意味するところは、日本が他国に先駆けてSAF利用の実績を示したということです。