新たな管理形態への挑戦
大和ライフネクスト株式会社は、管理業務のロボットフレンドリー化を実現すべく、株式会社Octa Roboticsおよび綜合警備保障株式会社と連携し、実証実験を開始しました。このプロジェクトは、ロボットとセキュリティシステムを連動させ、夜間無人状態での業務運営を目指すもので、大和ライフネクストの本社オフィスで行われます。
この実験は、経済産業省の補助事業に選ばれ、ロボット導入を促進するための重要なステップとなっています。ロボットフレンドリー化という概念は、ユーザー側の業務プロセスや施設環境をロボットが導入しやすく変革することを指し、近年の少子高齢化を背景に、労働生産人口の減少が深刻な課題となっています。
企業の挑戦:労働力不足とIT活用
従来、建物・施設管理事業は労働集約型の業種で人手に頼ってきました。しかし人材不足が深刻な今、効率的な管理形態の構築は急務です。この懸念に対処するため、当社は2021年からロボット技術を活用した新しい管理形態の研究・開発を行い、清掃業務を中心にロボット導入を進めてきました。
今回の実証実験では、セキュリティシステムとの連携を実現し、ロボットが独自に清掃や警備業務を行えるようにすることを目指します。
実証実験の内容と目標
- - 実施期間: 2025年1月まで
- - 場所: 大和ライフネクスト株式会社本社オフィス
- - 目的: ロボットとセキュリティシステムの連携確認
この実証実験において、各社は以下の役割を担います。
- - Octa Robotics: システム連携のための新規管理サーバーの開発・設置。
- - 綜合警備保障: 警備システムのカスタマイズ・設置を実施。
- - 大和ライフネクスト: 実証実験の実施と導入時のタスク検証。
人×ITの融合で品質向上
大和ライフネクストが目指すのは、「人」と「IT」を融合させることで、管理業務の効率性を高め、全体の品質を向上させることです。これにより、業務過程で得られたデータの分析や問題点の抽出が可能になり、管理業務における美くすぐな改善提案が実現します。
会社概要
大和ライフネクストは、分譲マンションや賃貸マンション、商業施設、ホテルなど幅広い建物管理サービスを提供しています。私たちは「よりよい未来を切り開いていく」という理念のもと、個々の価値観や感性を大切にしながら社会に貢献できる企業であることを目指しています。
- - 所在地: 東京都港区赤坂5-1-33
- - 設立: 1983年3月8日
- - 資本金: 1億3,010万円
- - URL: 公式ウェブサイト