アキュイティー株式会社、モーションキャプチャシステムの保証制度を刷新し信頼性を向上

アキュイティー株式会社、モーションキャプチャシステムの保証制度を刷新

アキュイティー株式会社は、東京都渋谷区に本社を置き、モーションキャプチャシステムの保証制度を新たに整備しました。この制度は、同社が提供する3次元変位計測器に対するもので、JCSS（Japan Calibration Service System）標章付きの校正証明の発行に対応しています。この新しい取り組みは、モーションキャプチャシステムを使った計測の信頼性を確保し、トレーサビリティを保障するために重要なステップです。

モーションキャプチャシステムの重要性

モーションキャプチャシステムは、工業用3次元測定器として広く利用されています。その理由は、非接触で多点の高精度測定が可能であり、運用が容易で、特定の目的に応じた柔軟なシステム構築ができることです。このような特性から、工業計測の分野での需要が高まり、信頼性の向上が求められています。

新たな保証制度の背景

近年、国際的な品質管理の重要性が増す中で、ISO 9000やIATF 16949の取得が進んでいます。そこでアキュイティー株式会社は、モーションキャプチャシステムに対してもより信頼性の高い保証制度を整えることが課題となっていました。その結果、JCSS標章付き校正証明に準拠する新たな保証制度を導入することになったのです。

JCSS制度について

JCSSとは、日本の計量法に基づくトレーサビリティ制度です。この制度では、計量標準供給制度と校正事業者登録制度があり、独立行政法人製品評価基盤機構（NITE）が運営しています。JCSSのシステムは、国際的な承認機関との相互承認により、信頼性の高い証明として扱われています。具体的には、米国、英国、ドイツ、オーストラリアなどの国家機関が認定した証明書と同等の価値を持つものとなります。

精度保証に向けた取り組み

アキュイティー株式会社は、光学式3D計測における測定精度の信頼性を向上させるため、産業技術総合研究所からの技術支援を受け、関連技術の開発に注力しています。また、ISO規格への適用性検証や、光学式3D計測に適した検証方法の策定にも取り組んでおり、このプロセスによって得られる精度結果は非常に信頼性の高いものです。

アキュイティー株式会社について

アキュイティー株式会社は、「解像度高く、感性を鋭く、新しい世界をソウゾウする」を企業理念に掲げ、画像処理やAI、センサーなどを活用したソリューションを通じて、企業や社会の様々な問題解決に貢献しています。設立は2015年で、多岐にわたる技術力を背景に、多様なニーズに応じた製品とサービスを提供しています。