NEC、 AMD Embedded+を開発
2025-04-22 10:49:33

NECプラットフォームズ、国内初のAMD Embedded+対応マザーボードを開発

NECプラットフォームズがAMD Embedded+対応マザーボードを開発



NECプラットフォームズは、このたび、エッジAIデバイス向けに特化した新しいマザーボードを開発しました。この製品は、AMD社の「AMD Embedded+」アーキテクチャを基に設計されており、日本国内で初となる認定を受けたマザーボードです。

エッジデバイスの重要性



近年、AIを活用した自動化や省人化の需要が高まる中、特に医療や産業、モビリティといった重要な分野では、エッジデバイスが不可欠です。リアルタイム性に優れたFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて、AIコンピュート処理の迅速な対応を実現するための高性能なデバイスの需要が増しています。NECプラットフォームズは、これらのニーズに応えるべく、AMD社のAdvanced Micro Devices, Inc.が提供する「AMD Embedded+」アーキテクチャを採用したマザーボードを開発したのです。

この新しいマザーボードは、AMD Ryzen™ 組込みプロセッサーとAMD Versal™ アダプティブSoCを統合した設計が特長であり、AIアクセラレーターデバイスの開発を短縮し、市場投入を迅速化します。

特徴的な機能



このマザーボードは、オールインワン型の高性能デバイスです。AMD Ryzen™ 組込み型CPU(x86)とAMD Versal™ 適応型SoC(FPGA)の組み合わせにより、電力効率を高めつつ、リアルタイム性と高いユーザビリティを実現しています。ユーザーのニーズに応じてインターフェースの拡張が可能で、エッジ端末に必要な機能を一台に集約しています。

さらに、内蔵GPU(AMD Radeon™)を搭載しており、省電力なエッジシステムを提供します。これにより、高性能ながらも少ない電力で動作し、業界の要求に応じた効率的なAI推論や画像処理が可能になります。

NECのサポートパッケージ



また、NECプラットフォームズは、FPGAベースの製品開発を簡素化するための独自サポートパッケージも提供予定です。専門的な知識が必要とされるFPGAの開発を容易にし、多くの開発者がAIアクセラレーターデバイスを簡単に作成できるようにすることを目的としています。

展示イベントについて



この新しいマザーボードは、2025年4月23日から25日にかけて東京ビッグサイトで開催される「Japan IT Week春2025」にて展示される予定です。この展示会は、最新のIT関連技術や製品が紹介される重要なイベントであり、多くの業界関係者が集まります。

NECプラットフォームズがAMD社との協業により、AIの導入を加速するこの革新的なプラットフォームに期待が寄せられています。AMD社のシニアプロダクトマーケティングマネージャであるKV Thanjavur Bhaaskar氏は、「AMD Embedded+アーキテクチャは、業界をリードするAMDのx86コンピュート技術を元に、AIの推論やセンサーフュージョンに特化したプラットフォームです」とコメントしています。

結論



NECプラットフォームズの新たなマザーボードは、エッジAI市場における競争力を大いに高める製品であり、医療やモビリティ、産業分野におけるAI利用を加速することが期待されています。この新技術が実際にどのような影響を与えるか、今後の発表に注目です。


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会社情報

会社名
NECプラットフォームズ株式会社
住所
東京都千代田区神田司町2-3
電話番号
03-3259-1311

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