音楽といけばな
2022-12-08 09:00:01
平原慎士の音楽といけばなが融合した特別な夜の模様
2023年10月、UnLike Sound Production主催の特別イベント「鎮魂祭 -Requiem for the People in Disarray」が、満員の観客を迎えて盛況裏に開催されました。この公演は2020年に世田谷区芸術アワードの音楽部門受賞の栄誉を持つ平原慎士が演出と作曲を担当し、『混沌とする世界の犠牲になった人々へ花を手向ける』というテーマのもと、特別に設けられた草月流の都内アトリエで行われました。
会場は、普段は花材が広がるアトリエの独特な雰囲気が漂い、中央に設置された照明を浴びたステージが観客を引き込みました。公演は90分にわたって行われ、圧巻のパフォーマンスに観客は感動を隠せず、大きな歓声を上げて盛り上がりました。
公開されたライブ映像は、再生回数がなんと2万回を突破し、特に公演曲の一つである「水を編む人々(作曲:平原慎士)」が高く評価されています。この公演は、平原慎士が率いる10名のミュージシャンによる華やかな演奏でスタートし、オリジナル曲7曲を披露。特に「げに百鬼夜行一幅の活図なり」や「Drunk Tank Funk」などは、観客を一層引き込む力強さで拍手喝采を浴びました。
公演の前半が終わり、場が暗転すると、ギターの歪んだ音色が響き渡る中、バーライトを持った座・草月のメンバーが入場。会場に設けられたいけな竹の枠組が演奏者たちを囲み、30分の間に「(R)equiem」の演奏に合わせたいけばなが始まりました。音楽と共に朧げに浮かび上がるいけばな作品に、観客の目は魅了され、一体感が生まれます。
終盤で演奏者たちが完全に姿を消すほどに、ステージはいけばなで埋まっていき、テーマである『音楽で花を手向ける』が具現化されていきました。アンコールでは再び観客の心を掴むパフォーマンスが行われ、拍手の中、無事に幕を閉じました。公演後、いけばなの作品が完成した後、展示会も開催され、多くの来場者が訪れることとなりました。
観客からは「この公演を世界で広めてほしい」との高評価の声が多数寄せられており、アンケートでは「演奏、照明、音響、空間、コンセプト全てが美しく涙が出た」や「いけばなと演奏のパフォーマンスがダイナミックで素晴らしかった」との感想が寄せられ、参加した方々に特別な夜を届けたことが伺えます。
平原慎士に関しても、福岡県出身で広範な音楽活動を経て、2017年にUnLike Sound Productionを設立。音楽表現の新たな展開を追求し、さまざまな分野とのコラボレーションにも積極的です。 音楽の普遍的魅力を世界に広めるため、今後も様々な地域で花々を活かした海外公演を計画しているとのこと。
この公演は平和のメッセージを伝える重要な試みとなっており、2023年1月には昭和女子大学での公演、さらにはアルバム制作も予定されています。平原慎士のさらなる活躍が期待されます。
会社情報
- 会社名
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UnLike Sound Production
- 住所
- 東京都世田谷区代田3-25-15世田谷サンドリンガム203
- 電話番号
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