新たな漫画の地平を切り開く「よすみ」
株式会社ソラジマが手掛ける新漫画レーベル「よすみ」がついに紙書籍の出版事業に乗り出しました。その第一弾として、12月12日(金)に『別冊よすみ 第一集』が全国書店で発売されることが決定しました。これに伴い、Amazonや楽天ブックスでの事前予約もスタートしています。
「よすみ」は、“ジャンルレスで刺激的な作品”をテーマにした企画で、集められたのは全8作品。内訳は読短編が7つ、連載が1つで、各作品が持つ多様性を楽しめる内容となっています。また、特別寄稿特集には、安達茉莉子、こんにち博士、最後の手段、並木陽、堀静香、藍銅ツバメの6名が参加。様々なジャンルで活躍する表現者たちが、漫画というメディアを通じてそれぞれの独自の世界観を描いています。
「よすみ」が目指すものとは?
デジタルコンテンツが主流となりつつある近年、出版市場が縮小する中で、あえて紙の出版に挑戦する意義は何でしょうか。ソラジマは、「レーベルが作家と読者を結びつけ、出版文化を育む存在でなければならない」と考えています。それゆえ、「よすみ」の立ち上げは、信頼できるレーベルを復活させる意図から生まれてきました。
新たな漫画を通じて、クリエイターたちと共に、従来のカルチャーに新しい視点を加える挑戦が続いています。
『別冊よすみ 第一集』の魅力
『別冊よすみ 第一集』は、2025年5月にスタートしたウェブサイト“よすみ”で同時に発表された作品の中から厳選された内容で構成されています。紙としての質感や装丁にこだわり、読む人の手元に残る価値ある一冊を目指しています。また、本書の特長として、ここでしか読めない新作漫画が収録されています。
参加作家たちの紹介
本書に寄稿している作家たちの中には、各分野で多才に活躍するクリエイターたちが揃っています。
- - ナッツ:漫画家兼イラストレーター。代表作に『ビリギャル』があります。
- - 横山陸渡:若手の漫画家で、広く各メディアで読切を発表。
- - 河野大樹:多くの人気作品を手掛ける漫画家。
- - トヨヲカ37:受賞歴もある実力派の漫画家。
- - 久宿純:デビューから注目を集める漫画家。
- - MISSISSIPPI:アーティストとしても活動するクリエイター。
特別寄稿陣もそれぞれに個性的で、作家を超えた多様な創造性が結集しています。
入手方法と発売日
書籍は全国の書店をはじめ、Amazonや楽天などのオンラインストアでも購入可能です。発行情報は以下の通りです。
- - 書名:別冊よすみ 第一集
- - 発行:株式会社ソラジマ
- - 発売日:2025年12月12日(金)
- - 予価:本体価格1,800円 + 税
- - ISBN:978-4-9914232-4-6
- - ページ数:340頁
また、特定のイベントでも先行販売が行われる予定です。文学フリーマーケット東京41(11月23日)やCOMITIA154(11月24日)などで、いち早く手にするチャンスがあります。
おわりに
「よすみ」に期待されるのは、ただの漫画レーベルではなく、文化の交差点としての役割です。バラエティーに富んだ作品を通じて、新しい視点や出会いが生まれる場を提供し続けることが目的。また、読者の皆様にとっても、この新たな挑戦に触れることで、さらなるインスピレーションや楽しみを感じていただけることでしょう。注目の『別冊よすみ 第一集』、ぜひ手に取ってみてください。