地域密着型電力
2025-07-15 22:17:21

三重県伊勢市に誕生した地域密着型新電力会社「FAN Energy」

新たな地域電力会社「FAN Energy」の設立



2025年7月1日、三重県伊勢市に新たな地域密着型の再生可能エネルギー電力会社「株式会社FAN Energy」が設立されました。代表取締役の東山迪也氏が旗を振り、脱炭素社会実現のための取り組みを進めていくこの会社の目指すところは、持続可能なエネルギー供給と地域経済の循環です。

FAN Energyの理念



FAN Energyの設立背景には、自然環境と人々の生活が共存することを大切にしたいという理念があります。「人と自然のつながりを電力の仕組みでデザインする」というミッションを掲げ、再生可能エネルギーの普及を通じて地域の人々をサポートする姿勢を明確にしています。特に、伊勢志摩国立公園を含む南勢地域では、地産地消型のエネルギー転換と脱炭素化の需要が高まっており、FAN Energyはそのニーズに応えるために立ち上がりました。

事業の特色



FAN Energyは、地域貢献型の電力供給を特徴としており、契約者の選好に応じて電気料金の最大2%を地域のNPOや活動団体の支援に充てています。また、契約企業には「再エネ100%認証マーク」を発行することで、地域の可視化や透明性を確保しています。さらに、「顔の見える電力」を提供するために、地域固有の生産者からの電力供給を強化しており、信頼性の高いエネルギー供給を実現しています。

みんな電力との協業



FAN Energyの電力供給には、協力関係にある「みんな電力」との連携が欠かせません。みんな電力は、初のブロックチェーンを活用した電力トレーサビリティシステムを商業化した企業で、生産者の背景情報を透明に提供する「顔の見える電力」を展開しています。この協業により、互いの理念を共有しつつ、人々をつなぐ電力事業を実現していく意向です。

目指す未来



FAN Energyは2026年4月から法人や団体への電力供給を開始し、その後一般家庭への展開も計画しています。特に寄付を通じた地域貢献や、NPOとの連携を深め、地域経済の活性化につなげていくことが期待されています。これにより、地域コミュニティの強化と、持続可能なエネルギーの普及促進を進めていく考えです。

デザインの力と責任



FAN Energyのプロジェクトにおいては、デザインも重要な役割を果たしています。アートディレクターとグラフィックデザイナーの清水彩香氏、代表取締役でデザイナーの北川怜於氏は、環境負荷を減らすデザインや、情報を分かりやすく伝える方法を追求しています。電力が持つ「バーチャル性」を克服し、より多くの人々にエネルギーへの関心を持ってもらえるよう努めています。

会社概要



FAN Energyの所在地は三重県伊勢市神田久志本町で、代表取締役には東山迪也氏が就任しています。再生可能エネルギーに基づく電力供給や地域連携活動を展開するこの企業の成長が、今後のエネルギー市場にどのような影響を与えるか注目されています。公式ウェブサイトも開設中ですので、ぜひチェックしてみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
FOLK FOLK Inc.
住所
三重県伊勢市神田久志本町1784-4
電話番号
0596-65-6910

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。