お子さんに勤めてほしい企業の調査結果
リスクモンスター株式会社が実施した第13回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査の結果が、2025年5月5日のこどもの日に発表されました。この調査は、父母や祖父母800名にお子さんやお孫さんの将来に関する希望を尋ねたものです。
調査概要
調査はインターネットを通じて行われ、全国の20~69歳の未成年の子を持つ男女からなる800名が対象となりました。391箇所にわたる企業が調査対象に選ばれ、主要な結果がまとめられています。
公務員の根強い人気
調査結果によると、お子さんやお孫さんに働いてほしい企業として、見事に公務員が1位を占め、「国家公務員」(14.4%)と「地方公務員」(13.4%)が続き、一般企業では「トヨタ自動車」(9.9%)が3位となりました。この傾向は、過去の調査からも変わらず、安定性を求める親世代の意向が如実に表れています。
トップ20の業種
調査では、製造業や総合商社が特に人気を博しています。上位20社の内、製造業が10社を占め、特にトヨタ自動車やパナソニック、任天堂がランクイン。また、三菱商事、伊藤忠商事などの総合商社も多くランクインしました。これらの企業は、高い安定性とブランド力から選ばれているようです。
働き方に期待
父母や祖父母が重視する働き方としては、1位に「経営の安定性」、2位に「やりがい」、3位に「過重労働やハラスメントがない職場環境」が挙げられました。また、子・孫に期待する働き方についても、「趣味や特技を活かした仕事」が最も高い支持を受けています。この結果から、親世代はお子さんが充実したライフスタイルを送れることを重視していることが伺えます。
年収に対する期待
さらに、求人に求める年収について調査したところ、57.9%の方が最低年収として500万円以上を望む結果となりました。この実態は、親世代の経済的な希望が反映されたものと考えられます。子孫が安定した生活を送るために、よい収入を得られる企業を求める姿勢は依然として根強いようです。
経営の安定性が重要視される背景
公務員の人気が高い理由の一つは、経営の安定性です。父母や祖父母は、自らの経験をもとに、将来の不安を軽減するために安定した職業を勧めています。特に、最近の経済不安定が影響しているのかもしれません。
結論
この調査を通じて分かったことは、安定した職に就くことの重要性や、自分の特技を生かせるような活躍が求められていることです。また、就職先として高く評価されている企業は、経営基盤がしっかりしているだけでなく、労働環境も良好である必要があります。これからの企業は、そのような条件を満たしながら、次世代に魅力ある職場を提供する責任が求められるのではないでしょうか。
詳細な調査結果は、「リスモン調べ」のサイトでご確認ください。また、動画でもわかりやすく説明されていますので、ぜひご覧ください。
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