esa社の新たなリサイクル技術
2022-09-28 11:00:01
esa社、京都大学と連携し約2.6億円の資金調達を実施し新たなリサイクル技術を展開
esa社が持つ革新的なリサイクル技術
プラスチックのリサイクルは、脱炭素社会やESG経営の実現に欠かせない要素となっています。しかし、日本のプラスチックの約60%は未だに焼却処理されており、リサイクルされるのはわずか25%に過ぎないのが現状です。特に、リサイクルが難しい複合プラスチックが大量に廃棄され、環境問題の一因となっている中、株式会社esaがその革新的なリサイクルソリューションを提供することが期待されています。
資金調達の背景
esa社は、京都大学連携ファンド「みやこキャピタル」から約2.6億円の資金を調達しました。この資金調達の目的は、プラスチックリサイクル技術の向上と、環境事業に関わるマーケティングおよびコンサルティングサービスの拡充です。資金調達を受けて、esa社は今後の事業展開を加速させることができます。
esaのリサイクル技術の特徴
esaの強みは、従来リサイクルが難しいとされていた複合プラスチックのペレット化を実現する「esa method」です。この技術により、これまで焼却処理されていた複合プラスチックを新たなペレットとして再生することが可能になります。これにより、素材をリサイクル可能な形に戻すだけでなく、CO2排出量を大幅に削減し、コストの低減も図れます。
ツネイシカムテックス株式会社との提携
また、esa社はツネイシカムテックス株式会社と業務提携を結ぶことで、廃棄物処理の新たな選択肢を模索しています。ツネイシカムテックスは、廃棄物の無害化処理や再資源化(リサイクル)を推進することで循環型社会の実現を目指しています。両社が持つそれぞれのノウハウを活かし、プラスチックのマテリアルリサイクルを加速させる考えです。
環境への影響と社会への貢献
esa社のリサイクル技術は、カーボンニュートラルの実現に向けた大きな一歩となります。リサイクルを促進し、廃棄物を資源として生かすことで、企業がESG経営に貢献し、地域社会の環境問題解決にも寄与します。特に、捕捉された廃棄物は新たな価値を持ち、日常生活の一部として再利用される可能性があります。
みやこキャピタルの役割
ファンドを運営するみやこキャピタルは、アカデミアとの連携を通じて次世代のイノベーションを創出することを目指しています。esa社のプロジェクトは、交錯する学術世界と商業界の橋渡しをしながら新たな技術開発を推進するため、期待のかかる企業です。
まとめ
今後、esa社のリサイクル技術の普及が進むことで、サステナブルな社会の構築が加速すると期待されています。プラスチックリサイクルの新たな時代が訪れる中、企業や研究機関の協力によってより良い未来が築かれていくことを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社esa
- 住所
- 東京都港区高輪3-19-26SOC高輪ビル8F
- 電話番号
-
050-1752-6866