Helpfeelが資金調達
2025-08-27 13:05:16

株式会社Helpfeel、26億円の資金調達でAIナレッジデータプラットフォームを強化

株式会社Helpfeel、26億円の資金調達を実施しAIナレッジデータプラットフォームを強化



株式会社Helpfeel(以下、Helpfeel)は、グローバル・ブレイン株式会社、SMBCベンチャーキャピタル・マネジメント株式会社、JPインベストメント株式会社を投資家として迎え、シリーズEラウンドのファーストクローズで総額26億円の資金調達を行った。この結果、累計調達額は59億円に達した。

今回調達した資金は「AIナレッジデータプラットフォーム」の本格的な展開に利用され、複数のサービス開発を通じて企業の競争力向上に寄与することを目的としている。

投資の背景



近年、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の進化により、企業におけるAIの導入は迅速に進んでいるが、その裏には「AIが何をもとに判断をするか」という視点が欠かせない。企業がAIを効果的に活用するためには、正確に整理されたナレッジデータが必要不可欠だとされている。

しかしながら、日本においては企業のナレッジデータの整備は欧米に比べると遅れており、生成AIを活用する上での課題は多い。Helpfeelは700以上のサイトに導入されており、その45%は上場企業が占めているなど、実績も充実している。

企業のAI活用を支援するプラットフォームの構築



Helpfeelの「AIナレッジデータプラットフォーム」は、企業の情報資産を構造化し、AIが迅速かつ正確に情報へアクセスできる環境を整えることを目的としている。このサービスを導入することで、企業は生産性やマーケティング成果の向上を期待できる。

最近では、従来のSEO(検索エンジン最適化)に代わり、AIに情報を効率良く認識させるためのAIO(AI Optimization)やGEO(Generative Engine Optimization)という概念が重要視されている。AIが読みやすい形式でナレッジを整備することは、企業戦略に大きく貢献する。

調達資金をもとにした展開



調達した資金は、AIナレッジデータプラットフォームの開発体制を強化し、Webサイトやコールセンターなどでのプロダクト展開を加速させ、高度な顧客対応や業務効率化を実現するための基盤を構築する。さらに、海外市場への展開も視野に入れ、北米を起点としたグローバルな成長を狙っている。

投資家の期待



投資家もHelpfeelの成長可能性に期待を寄せており、グローバル・ブレイン株式会社のパートナー、細村拓也氏は「Helpfeelは確固たる地位を築いており、顧客体験と業務効率化を同時に向上させる挑戦を支援する」とコメント。またJPインベストメント株式会社の郭夏氏も、Helpfeelのビジョンやプロダクトの魅力に共感し、さらなる発展を期待している。

企業からのメッセージ



Helpfeelの代表取締役/CEO 洛西一周氏は、「企業にとってナレッジは競争力の源泉である。私たちのプラットフォームは、AIが常に正しい答えを導き出すための基盤として機能する」と強調した。その上で、「今回の資金調達を経て、日本の企業がAIを活用し、グローバル市場にも展開できるよう積極的に支援していく」との意気込みを見せている。

未来に向けたサービス展開



2025年内には、Helpfeelの「AIナレッジデータプラットフォーム」として、AIエージェントを含む新たな3つのサービスの提供を開始予定だ。これにより、ビジネス現場でのAI活用がさらに進む見込みだ。

一方、Helpfeelは採用活動も活発に行っており、プロダクトエンジニア向けのイベントを東京で開催。新しい仲間を募り、AIとナレッジの融合による新たな挑戦に取り組んでいく。具体的な職種にはプロダクトエンジニアやフィールドセールスなどがあり、今後の成長をともに目指す人材を求めている。

Helpfeelは、今後も企業がAIを使いこなし、持続的に成長できる環境を整えることを目指して、さまざまな取り組みを進めていく考えだ。


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会社情報

会社名
株式会社Helpfeel
住所
京都府京都市上京区御所八幡町110-16かわもとビル5階
電話番号

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