成山亜衣の個展「nonphysical reality」がLURF GALLERYで開催へ

成山亜衣の個展「nonphysical reality」

2025年5月22日より、東京のLURF GALLERYにてアーティスト・成山亜衣の個展「nonphysical reality」が開催されます。本展では、記憶と感覚が交錯する独自の世界観を持つ作品が展示され、来場者はその静謐な美しさを体感することができるでしょう。

成山亜衣のアートは、目に見えるものがそのまま形になるわけではないという深い哲学をもって作られています。どれほど美しいものであっても、時間の経過と共にその姿は変わりゆきます。そして、私たちの記憶の中でもその影は残ります。成山はそのような過程を、アクリル絵具を使うことによって、平面の中で探求しています。生まれた作品は、記憶の「像」が投影されたものであり、見る者の心に静かに響き渡るような深い感覚をもたらします。

展示会情報

- 会期: 2025年5月22日(木)～6月16日(月)
- 会場: LURF GALLERY 1F
- 営業時間: 11:00 - 19:00
- 入場料: 無料

展示作品は販売される予定で、入場者はその場で作品購入の申込が可能です。成山亜衣自身の手によって生み出された絵画は、固定された意味を持たず、見る者の心の中で自由に広がることを意図しています。特に彼女が表現する「整わない画面」は、視覚的な揺らぎを生み出し、観客に新たな感覚を提供します。

作品に込められたメッセージ

成山亜衣氏は、SNSやその他の視覚メディアで目にした大量の画像から湧き上がる非物質的で曖昧な記憶に着目しています。彼女の作品は、そうした質感をアクリルで具体化し、来場者が自分自身の記憶と対峙する場を創り出しています。そのため、展示を見ることはただの鑑賞に留まらず、記憶を振り返る新たな体験となるでしょう。

アートとカフェの融合

LURF GALLERYは、代官山の閑静な場所に位置し、アートだけでなく、オリジナルのグッズやカフェスペースも併設しています。来場者は高品質なコーヒーを楽しむことができ、アート鑑賞後にリラックスした時間を過ごすことができます。このユニークな空間は、アーティストと訪問者との新たな交流の場でもあります。

プロフィール

成山亜衣は1983年に大阪で生まれ、2009年に京都市立芸術大学大学院を修了しました。彼女は「疑って見つめる」という思考の軸を持ち、版画を通したペインティングを行い、年々その独自のスタイルを確立しています。

成山亜衣の個展「nonphysical reality」は、アートの新しい可能性を示す場として、ぜひご来場ください。記憶と感覚が交錯する空間で、あなた自身の内に秘めた情感を再発見することができるかもしれません。