エチオピアコーヒーの祭典「AMBESSA JAPAN Roast Competition 2024」予選開催
エチオピアの言葉で「ライオン」を意味する『AMBESSA(アンベサ)』。これは、エチオピアの文化において成功やヒーローを象徴する言葉です。このたび、この誇り高い名称を冠したコーヒーの祭典「AMBESSA JAPAN Roast Competition 2024」が、全国各地で盛大に予選大会を開催しました。
この大会を開催したのは、エチオピアコーヒー生豆専門商社のSelam Store Trading(サラムストアトレーディング)です。日本全国から特に選ばれた100名以上のロースターが参加し、それぞれが課題豆であるTamiru Tadesse ALO Berryを用いて競い合いました。この大会は、各地でのロースターの“英雄”たちが一堂に会する場として期待されています。
開催の詳細
2024年9月18日、全国6ヶ所でリモート形式の予選大会が行われました。会場は、福岡のCOFFEE COUNTY、大阪のdepe coffee shop、東京のCoffee Wrights Kuramaeとマーメイドコーヒー池袋店、富山のhazeru coffee、札幌のBrew it by NODEの6ヶ所です。また、これにより、地方のロースターとつながる貴重な機会が提供されました。
進行は、マーメイドコーヒー池袋店から行われ、各地がZOOMで接続されました。初めての試みということもあり、スムーズな進行が難儀する場面もありましたが、参加者や支援者により無事に大会が進行しました。
審査の流れ
参加者たちは自らのロースト豆をブラインドでカッピングし、最も美味しいと感じるカップを選びました。このシンプルな形式は、ロースターの質を知る手助けと共に、消費者が自宅で楽しむための美味しいコーヒーが選ばれるよう願いを込めています。予選を通過したロースターは、以下の6名が選ばれました。
- - Aブロック 田崎 慶貴/JUNCTION Coffee Roaster(熊本)
- - Bブロック Bak Gwanu/SLOTH COFFEE ROASTERS(大阪)
- - Cブロック 堺原 拓人/Coffee Wright(東京)
- - Dブロック 白井 渉/Days Coffee Roaster(新潟)
- - Eブロック 白上 大樹/canaan(沖縄)
- - Fブロック 石井 康雄/LEAVES COFFEE ROASTERS(東京)
決勝大会への期待
予選を通過したファイナリストの皆さんは、10月13日(日)に池袋のマーメイドコーヒーにて決勝大会に進出します。この審査には、エチオピアの生産者タミル・タデッセ氏も参加します。優勝者へのご褒美は、エチオピアの生産地へのツアー招待です。
タミル氏は過去の国際品評会での受賞歴がある、実力派の生産者です。彼の参加も、大会をさらに盛り上げる要因となっています。
パブリックカッピングイベントのご案内
決勝大会の翌日には、一般の方々も参加できる「パブリックカッピング」が行われ、タミル氏と直接交流できる貴重な機会です。詳細は、公式サイトで確認できます。参加申し込みは10月4日から開始される予定です。
私たちの願いは、このたびの大会を通じて、日本のコーヒー文化をさらに深めていくことです。参加者同士の絆を育む素晴らしい機会となることでしょう。