SP.LINKSがPagerDutyを導入し組織改革を実現
はじめに
近年、デジタル化が進む中で企業にとって効率的なインシデント管理は欠かせない要素となっています。そんな中、SP.LINKS株式会社(旧ソニーペイメントサービス)がPagerDutyを導入し、アラートノイズを98%も削減することに成功しました。特に、インシデント解決までの時間も大幅に短縮され、同社の組織改革が進んでいます。本記事では、導入の背景やその成果について詳しく見ていきます。
導入の背景
SP.LINKSは「買う『ワクワク』を、もっと世の中へ。」というビジョンを掲げ、決済代行から決済センター事業までを手がけています。その強みは、平均1.0秒という高速レスポンスですが、ビジネスの拡大に伴い監視対象やアラートも急増しています。そのため、アラートの優先順位付けが困難となり、対応ルールの不備からは特定の担当者に過度の負荷が集中するという課題が生じていました。
このような状況の中で、SP.LINKSは「ベストエフォート」では済まさず、根本的な運用体制の変革を目指しました。そのために、アラートの一元管理や対応の標準化が求められ、複数のインシデント管理プラットフォームを検討した結果、PagerDutyが選ばれました。
PagerDuty導入の成果
非クリティカルアラートの大幅削減
PagerDuty導入によって、非クリティカルなアラートは98%削減されました。これにより、重要なインシデントのみが通知される仕組みが整い、インシデントの解決にかかる時間(MTTR)は平均5分、最長でも15分と劇的に改善しました。これまでは40分から最大6時間もかかっていたため、この短縮は非常に大きな成果です。
属人化からの脱却と「自分ごと化」の意識
PagerDutyの導入により、アラートが集約され、対応状況が可視化されることで、全員がアラートに対する共通認識を持つようになりました。これによって、チーム全員が受け身ではなく主体的にインシデント対応に関与する文化が形成され、初動対応の迅速化にもつながりました。
業務効率の向上と戦略的プロジェクトへの転換
インシデント対応のプロセスが標準化されたことで、アラート対応に追われることが少なくなり、業務の負荷が軽減されました。その余力を使って、新たな事業成長を見据えた戦略的なプロジェクトに注力できるようになりました。これにより、SP.LINKSは企業としての競争力を強化しています。
SP.LINKS株式会社について
SP.LINKSは決済の変革に取り組む企業であり、安心・安全な決済基盤を提供しています。ゲームなどのエンターテインメント領域からスタートし、日本のキャッシュレス決済を支えてきた確かな実績があります。詳細は公式サイトをご覧ください。
PagerDutyについて
PagerDutyはデジタルオペレーションの効率化を支援するグローバルリーダーです。その提供する「PagerDuty Operations Cloud」は、インシデント管理や自動化を統合したプラットフォームで、多くの企業に採用されています。特にFortune500企業の中でも高いシェアを誇ることから、その信頼性が伺えます。
まとめ
SP.LINKSがPagerDutyを導入したことで、アラートノイズの削減やインシデント対応の迅速化が実現され、組織の運用体制が大きく改革されました。この成功事例は、他企業にも参考になることでしょう。今後もPagerDutyは、社会インフラを支える企業のデジタルオペレーションの高度化をサポートし続けます。