SmartHRとFUJIFILM IWproがデータ連携を強化
クラウド人事労務ソフト「SmartHR」と、富士フイルムビジネスイノベーションが提供するデジタル文書管理サービス「FUJIFILM IWpro」が、株式会社ストラテジットのiPaaSソリューション「JOINT iPaaS」を活用し、システム連携を開始しました。この連携により、データ管理が一元化され、業務効率が大幅に向上することが期待されています。
連携の背景
今回の連携では、「FUJIFILM IWpro」が持つ文書の自動取り込み機能やデータ管理能力と、「SmartHR」が提供するクラウド人事労務ソフトが組み合わさります。これにより、従業員情報の登録や更新が自動化され、手作業の負担を軽減すると共に、業務のデジタル化がさらに進みます。
主な機能と利点
連携によって実現される主な機能には、以下のようなものがあります。
1. 自動データ連携
「FUJIFILM IWpro」で管理されたデータが、リアルタイムで「SmartHR」に分配されることで、手動でのデータ入力が不要になり、ヒューマンエラーの可能性も減少します。これは、業務の透明性を高め、ミスを未然に防ぐ助けとなります。
2. 画像データの効率的な管理
「FUJIFILM IWpro」に保存された画像データは、変換なしでそのまま「SmartHR」に登録することが可能です。この機能により、社内の確認業務が円滑化され、必要な情報へのアクセスが容易になります。さらに、OCR技術を利用すれば、画像内の文字を自動で読み取り、対応するテキストデータとして登録することも可能です。
3. 文書と画像の一元管理
保険証や資格証、免許証といった従業員関連の文書を「SmartHR」で一括管理できるため、必要な情報をすぐに取り出せる利点もあります。この一元管理は、内部統制や監査対応の負担を軽減し、業務の効率化に寄与します。
企業のコメント
富士フイルムビジネスイノベーションのマーケティング部長、滝澤基氏は、今回の連携がDXやデジタル化を強化し、多くの企業の業務効率化に貢献することを期待しています。また、SmartHRの執行役員、中尾友樹氏は、従業員登録業務の効率化により、バックオフィスの生産性向上が実現できると確信しています。
ストラテジット代表の加藤史恵氏は、「JOINT iPaaS」によるこの連携を通じて、業務効率化を目指し、さらなるシステム間調和を図っていく方針です。
まとめ
「SmartHR」と「FUJIFILM IWpro」の連携は、データの一元管理や業務のデジタル化を促進し、企業の生産性向上に寄与します。このシステムの導入を考えている企業にとっては、業務効率化の大きな助けとなることでしょう。今後の動向に注目です。