株式会社三機サービス、空調設備のデジタル化で施工案件を強化
空調業界の革新:三機サービスの挑戦
空調メンテナンス事業を全国で展開する株式会社三機サービス(兵庫県姫路市)は、施工管理業務のデジタル化に取り組んでいます。2025年7月22日より導入する施工管理支援ツール「Photoruction」の活用を通じて、今後の施工案件を効率化し、品質を高めることを目指しています。
最大規模の施工案件を受注
三機サービスは、2025年3月に大阪府枚方市から「枚方市立小中学校教室等空調設備更新DBO事業」を受注しました。このプロジェクトは、約81億円という過去最大の規模で、2043年3月末までの契約期間において、62の小中学校の空調設備を総合的に設計、施工、そして維持管理を行うものです。
この重要な施工案件を皮切りに、同社は今後の空調設備の入れ替え工事において、「Photoruction」を導入することで、現場の管理業務のデジタル化を進める計画です。
デジタル化で業務効率を向上
導入される「Photoruction」によって、これまでは見えにくかった現場管理が標準化され、ペーパーレス化が実現します。これにより、業務効率の大幅な向上を見込み、施工品質の強化にもつながるでしょう。また、工事情報のデジタル管理を通じてデータ改ざんリスクを排除し、コンプライアンス体制の強化も図ります。
DX推進の重要性
三機サービスは、今年7月に発表した「中期経営計画2026-2028【人の三機】」において、「DX推進による収益性向上」を中心に据えています。事業成長のさらなる加速を目指し、今回は施工案件を全国に展開するという戦略を掲げています。
また、施工現場での業務効率向上のためのツールだけでなく、メンテナンス依頼の自動化アプリの導入や、DX人材の育成にも力を入れており、幅広い施策を通じて収益性の向上を目指しています。
結論
株式会社三機サービスは、空調業界のデジタル化において先駆的な役割を果たすことを志向しています。今後の「Photoruction」導入による業務効率化や、最大規模の施工案件の円滑な進行は、同社の成長戦略の重要な一部です。デジタル化を進めることで、品質向上と業務改善を同時に実現し、持続可能なビジネスの展開を図ることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社三機サービス
- 住所
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