食の未来を担う子どもたちへ!「こどもフードエシカルマスター講座」開催
一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(以下「SFA」)は、東京都提案事業「未来を担う子どもたちへの食の支援促進」の一環として、子ども支援・福祉団体に通う子どもたちに向け、「こどもスマイリング・プロジェクト職業体験型食育プログラム」を提供しています。このプロジェクトの一環として、2023年10月26日(土)に「こどもフードエシカルマスター講座」が開催されました。
今回の講座では、ワタミ株式会社、有限会社ワタミファーム、カミチクグループ、公益財団法人Save Earth Foundationが協力し、東京都大田区エリアの子どもたち18名が参加しました。
午前中は、ワタミファーム山武農場で有機農法について学び、にんじん、落花生、葉物野菜などの収穫体験を行いました。参加した子どもたちは、普段スーパーで売られている野菜しか見たことがないため、実際に土から野菜を収穫する体験は新鮮だったようです。
昼食は、収穫した野菜を使ったカレーライスをいただきました。カミチクグループからは、畜産業について学び、食肉が食卓に届くまでの工程について説明がありました。
午後は、日向の森で林業体験を行いました。約20mの大木をロープで引っ張って倒す間伐体験では、子どもたちは全員で力を合わせ、大木の倒れる迫力に興奮していました。その後、木の年輪やにおいを観察し、間伐の必要性について理解を深めました。
最後に、ワタミグループ創業40周年を記念して栗の木を植樹しました。子どもたちは、間伐で木の命を頂いたことを実感し、新たな命を植えることで、生き物の命の大切さを学びました。
参加した子どもたちの感想
イベント当初は緊張していた子どもたちも、野菜収穫や間伐体験を通して笑顔を見せるようになりました。「野菜をとって楽しかった」「大きな木を倒してびっくりしたけど楽しかった」「次はいつあるの?」など、ポジティブな感想が多く聞かれました。
食の未来を創造する「こどもスマイリング・プロジェクト」
SFAでは、「こどもスマイリング・プロジェクト」を通じて、子どもたちに食の大切さを伝え、持続可能な社会の実現を目指しています。
プロジェクトの主な取り組み
職業体験型食育プログラム:食品企業の様々な取り組みを体験することで、子どもたちの食に対する理解を深めます。
ハートドライブキャンペーン:夏・冬休み期間に、食の貧困を抱える子どもたちに食材を寄贈する活動を実施しています。
* 食品寄贈事業:子ども食堂などに食品を寄贈することで、子どもたちの食生活を支援しています。
SFAは今後も、様々な企業や団体と連携し、子どもたちの食に関する学びを支援していきます。