千葉商科大学の2024年公開講座について
千葉商科大学(略称:CUC)は、2024年に開催される公開講座の第8回を「労働観の表象と変遷に関する比較社会学的研究」というテーマで実施します。社会貢献活動の一環として、この講座は多くの方に開放され、参加は対面もしくはオンライン形式で可能です。
労働観の再考
現代の労働環境は、正規雇用と非正規雇用の格差、性別による職業的不平等、長時間労働による健康問題、さらにはAI技術の進化など、さまざまな要因によって複雑化しています。このような状況下で、本講座では労働観を歴史的、文化的、社会的な観点から再評価し、これまでの考え方に潜む固定観念を浮き彫りにします。
講座の開催情報
- - 日時:12月20日(金)16:00~17:40
- - 会場:対面参加は千葉商科大学市川キャンパス本館3階3-1会議室、オンライン参加はZoomを利用
- - 申込期間:12月19日(木)15:00まで
- - 申込方法:公式ウェブサイト内の申込フォームもしくは二次元コードを利用してお申し込みください。
こちらから申込み
講座プログラム
この公開講座では、以下のような報告が行われる予定です:
- - 16:00 ~ 16:05 学長挨拶(原科 幸彦)
- - 16:05 ~ 16:10 趣旨説明
- - 16:10 ~ 16:25 報告1
「通過儀礼の一要素としての労働と経営――江戸時代から大正時代における米沢の繊維業を対象に」
松下 幸生(千葉商科大学商経学部准教授)
「ワークライフ・バランスの労働観」
奥寺 葵(千葉商科大学商経学部教授)
「『慢就業』からみる中国若者の労働観と若者支援政策」
朱 珉(千葉商科大学商経学部教授)
「古代ギリシアの労働観――声なき人びとの労働の実態と労働観」
師尾 晶子(千葉商科大学商経学部教授)
「プロテスタンティズムの倫理と労働観の再編」
荒川 敏彦(千葉商科大学商経学部教授)
参加者は、現代の労働観の問題点を掘り下げ、さまざまな視点からの報告を通じて自己の理解を深めることができる貴重な機会です。労働についての新たな知見を得られるこの講座にぜひご参加ください。