世田谷美術館で見逃せない！アートによる高齢者支援の取り組み

ベネッセスタイルケアのART展 - アートで高齢者支援

2025年1月8日（水）から1月12日（日）まで、世田谷美術館で開催される「ベネッセスタイルケアのART展」には、高齢者向けホームにご入居の方々が制作した約90点のアート作品が展示される。このイベントは、2019年から開催されており、回を重ねるごとに多くの来場者に愛されている。前回の開催時には、延べ1,000名以上が来場し、来年の開催を期待する声が高まっている。

ART展の概要

ART展は、日々の生活の中で培った創造力を発揮し、参加者が自己表現を楽しむ場である。個別のアート作品だけでなく、参加者同士による共同制作のモザイクアートも展示される。特に世田谷エリアの40以上のホームから参加者が集まり、アートを通じてつながりを感じることができる。

今回展示される作品は、入居後に制作されたものに限らず、入居前の作品も含められており、参加者にとっての自己表現の場となることが目指されている。

対話型鑑賞の実施

今回のART展では、ベネッセアートサイト直島の協力により、「BASN対話型鑑賞」が行われる。このプログラムでは、ファシリテーターと共にアート作品を見ながらその感想や考えを交流することで、参加者の内面にある感情や価値観を引き出し、より深い鑑賞体験を提供する。

これまでの取り組みと今後の展望

「ベネッセスタイルケアのART展」は、高齢者が自分らしい人生を送り続けるための支援活動として位置づけられている。アートを通して個々の可能性を広げ、さらに高品質な生活を送れるようなサービスを提供したいという強い思いが込められている。今回の展覧会も、アートを介してご入居者様のQOL（生活の質）の向上を図る一環として重要な役割を果たしている。

このイベントは無料で開放されており、事前予約の必要もないため、地域住民や家族の方々も気軽に訪れることができる。多くの人々がアートを通じて高齢者の新たな一面を知り、心温まる時間を過ごすことができるだろう。ぜひ、世田谷美術館でのART展に足を運んでみてはいかがだろうか。

結び

「ベネッセスタイルケアのART展」の開催が待ち望まれ、今年も多くの感動的な瞬間が出会えることを期待したい。これからもアートを通じた交流の場を提供し、心が豊かになる社会をつくっていく取り組みを続けてほしい。

興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトをチェックして詳細を確認し、心温まるひとときを過ごしてください。

ベネッセスタイルケアのART展ウェブサイトはこちら