糸魚川の酒蔵復活!加賀の井の挑戦酒が2019年登場
新潟県糸魚川市に位置する加賀の井酒造が、復興3年目を迎え、新たな日本酒「加賀の井純米吟醸復刻ラベル」を発表しました。この酒蔵は1650年に創業し、370年以上の歴史を持っています。残念ながら、2016年12月22日に発生した大火によって全焼してしまいましたが、父と息子の新体制で2020年の創業370周年を目指して酒造りを再開しています。
復刻ラベルの背景
加賀の井酒造は、長年の取引関係がある原商株式会社が蔵の復興を支援する中で、昔のラベルを復刻した製品を予約販売することに決めました。この復刻ラベルは、370年の歴史を持つ酒蔵の伝統を受け継ぎつつ、新たな挑戦を象徴したものとなっています。
予約販売は、クラウドファンディングサイト「Makuake」を通じて行われ、開始日は2019年12月22日。限定で720mlのボトルが予約でき、販売価格は5,000円(税込)からとなっています。発売予定数は1,000本です。
酒の特徴
この「加賀の井純米吟醸復刻ラベル」は、硬水を用いて一度火入れをした特別な純米吟醸酒です。飲みやすさと旨味がしっかりと両立しており、まさに新井酒造の再生の象徴とも言える一杯となります。蔵元である小林大祐代表は、370年の歴史を持つ酒蔵の誇りを胸に、古き良き伝統を受け継ぎながらも新たな可能性を追求し続けています。
加賀の井酒造の歴史
加賀の井酒造は、もともと加賀藩主の前田利常に好まれた酒として知られていました。2006年には業務を一時停止しましたが、スポンサーの支援を受け再建を果たします。その後の2016年の大火で全焼してしまいましたが、2018年には親会社の支援で新工場を建設。同年から酒造りを再開し、新たなスタートを切りました。
2020年には、オリンピックの聖火ランナーが糸魚川の中心街を走る予定で、地域の活性化にも寄与する意義深い年となります。加賀の井酒造の復活が、地元の人々に再び希望を与えることを願って、地道な努力が続けられています。
問い合わせ先
加賀の井酒造への問い合わせは原商株式会社まで。詳細な情報や予約については、以下の連絡先からお尋ねください。
加賀の井酒造の新たな挑戦、ぜひご期待ください。