ローランド ディー.ジー.のVersaSTUDIO BD-8がグッドデザイン賞を受賞
業務用インクジェットプリンターを手掛けるローランド ディー.ジー.株式会社は、その最新製品「VersaSTUDIO BD-8」が2024年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表しました。この受賞は、デザインの質の高さだけでなく、使いやすさや多様性においても高く評価された結果です。
グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞は1957年に創設された、日本の代表的なデザイン評価制度であり、国内外のデザイン作品が対象となります。この賞はただ見た目の美しさだけでなく、製品の根底にある思想やプロセス、さらには社会的な課題解決にどのように寄与するかという観点からも評価されます。近年では、実際のプロセス自体をデザインとして捉える傾向が強まっており、その視点はVersaSTUDIO BD-8にも反映されています。
VersaSTUDIO BD-8の特長
VersaSTUDIO BD-8は、最大A5サイズ、高さ102mmまでの多様な形状に対応したUVプリンターです。このプリンターの特異点は、柔らかい素材から硬い素材まで多彩な素材へ高精細な印刷が可能であることです。具体的には、皮革、プラスチック、ガラス、金属など、さまざまな素材に対応しており、これによりスマートフォンケースや文房具、コスメアイテムの印刷など、高付加価値の製品を手軽に生産できるのが魅力です。
グッドデザイン賞の審査委員からは、「これまで高価で難しかったUVプリンターを手に取りやすくした製品設計は、特に評価に値する」、また、操作のしやすさや環境への適応性も考慮された結果がBD-8のデザインにしっかりと反映されていると称賛を受けました。
開発の背景と今後の展望
受賞に際し、DP事業部のプロデューサーである高橋栄一氏は、「このような名誉ある賞を受賞できたことに大変嬉しく思っています。当社は創業以来、専門知識が無くてもクリエイティブな表現ができるようなデジタルソリューションを提供してきました。BD-8は、その集大成とも言える製品です。」と喜びを述べ、今後の製品開発への意欲を示しました。
このプリンターは、オリジナルグッズの製作からカスタマイズサービス、さらにはSTEAM教育への効果的な活用が期待されています。高橋氏は、「今後も、世界中の人々に創造の楽しさや感動を伝えられる製品を開発し続けます。」と今後の展望を語りました。
まとめ
ローランド ディー.ジー.のVersaSTUDIO BD-8は、グッドデザイン賞を受賞したことにより、業界内外からの注目を集めています。デザインや操作性だけでなく、さまざまな市場ニーズに応えていく姿勢が、多くのクリエイターやビジネスにとって新たな可能性を提供することでしょう。