超スマート社会の実現に向けた技術革新フォーラム
2021年に開催された第3回 SSS(超スマート社会推進)フォーラムは、革新的な技術が集まり、346名の参加者が集結しました。このフォーラムは、デジタルツインやAI、AR/VRといった分野の最前線を披露し、未来のライフスタイルの形成について議論を深めました。
開会に際して、東京工業大学の阪口啓教授が挨拶を行い、超スマート社会実現に向けたフォーラムの重要性について触れました。続いて、基調講演が行われ、マイクロソフトの榊原彰氏が最新のテクノロジーとその適用可能性について語りました。特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)による社会の変革は、産業界だけでなく、日常生活にも深い影響を与えることが強調されました。
さらに、NTTアーバンソリューションズの上野晋一郎氏が、都市開発におけるデジタル技術の役割を紹介。具体的な事例を通じて、デジタル技術がどのようにして住みやすい街づくりに貢献しているかを解説しました。
アズビル株式会社の大曲康仁氏は、空調管理におけるデジタルツインの活用事例を紹介し、環境に優しいビルの運営が進められていることを示しました。
富士通の及川洋光氏は、「デジタルツイン」によって描かれる未来について講演。これにより、現実世界のデータを元にしたシミュレーションや予測が可能になり、ビジネスやライフスタイルの選択肢が拡がることを説明しました。
さらに、東京工業大学の川上玲氏は、首里城デジタル復元プロジェクトについて解説。特に、XR(拡張現実)技術を用いたデジタルコンテンツの未来について議論され、参加者の関心を集めました。
フォーラムの後半では、パネルディスカッションが行われ、各専門家たちが参加者からの質問に答え。特に、今後の超スマート社会に向けた人材育成や、コンソーシアムへの期待について活発な意見が交わされました。
参加者の中からは、「多くの気づきを得られた」「今後の展開が楽しみ」といったポジティブなフィードバックが寄せられ、このイベントが有意義であったことを物語っています。2021年度には、さらに新しい取り組みとして第4回 SSS推進フォーラムが予定されています。さまざまな技術とアイデアが融合し、未来の社会を形作るこのフォーラムに、今後も高い期待が寄せられています。
詳細については、
公式ページをご覧ください。また、お問い合わせは超スマート社会推進コンソーシアム事務局までお気軽にどうぞ。