川崎市初のモビリティハブ「KAWASAKIのるーとHUB」がスタート
川崎市は、地域交通の利便性向上を目指し、新たな取り組みとしてモビリティハブ「KAWASAKIのるーとHUB」の実証実験を開始します。このプロジェクトは、地域の活性化を図るとともに、市民にとって負担の少ない移動手段を提供することを目的としています。
実施概要
実証実験は、令和7年の10月1日から令和8年の2月28日まで、川崎区の計量検査所跡地で行われます。川崎市と一般社団法人Park Line推進協議会が協力し、多様なモビリティサービスを一体的に活用できる環境を整備します。
この取り組みでは、AIを活用したデマンド交通「のるーとKAWASAKI」の他、シェアサイクルや電動キックボードなど様々な交通手段を利用できるようになります。市民が気軽に立ち寄れる拠点として、憩いの場を提供するとともに、地域の賑わいを創出します。
様々なイベントやサービス
オープニングイベントは10月13日に予定されており、その期間中にモビリティ体験会やマルシェといった多様なミニイベントも計画されています。市民は新しい交通手段を体験でき、地域の活性化にもつながるでしょう。
具体的なサービス内容
実証実験では以下のことが行われます。
1.
オンデマンド交通の連携:専用アプリやLINE、電話での予約が必要となる「のるーとKAWASAKI」は、乗換に便利な停留所を設置します。
2.
シェアモビリティポート:複数の事業者によるシェアサイクルや電動キックボードが設置され、移動手段が多様化します。
3.
試乗体験会:新たなモビリティを楽しむ機会が提供されます。
4.
快適な滞在空間の創設:緑地の配置やFree Wi-Fiを整備し、賑わいの場として地域団体と協力してイベントを実施します。
5.
リアルタイム情報の提供:近隣の路線バスの運行情報も、施設内で確認できるようになります。
今後の展望
この実証実験の結果を基に、川崎市内の他の地域でも同様のモビリティハブが実施される予定です。モビリティハブは、交通環境の変化に対応し、より多くの人が移動しやすい街づくりを目指しています。また、日常生活で利用できる新たな生活拠点も形成されることでしょう。
川崎市では、子どもから高齢者まで誰もが快適に移動できる環境の実現を目指し、モビリティハブの展開を進めていきます。さらに、公共空間の質的向上にも寄与するための取り組みが行われ、地域の課題解決に向けて進んでいきます。
お問い合わせ
川崎市まちづくり局交通政策室へのお問い合わせは、電話044-200-0147までご連絡ください。