沖縄県国頭村の新しい挑戦
沖縄県国頭村が新たに展開する「旅先納税®」は、寄附先以外の地域で体験ができる、全国初の試みです。株式会社ギフティが提供する「e街プラットフォーム®」を活用し、国頭村が電子商品券「くにがみ村e街ギフト」を導入。これにより、全国のコニカミノルタプラネタリウム全5館で上映される星空映像「星結いの森-沖縄・国頭村の星空-」の鑑賞料金が、同商品券で支払えるようになります。これは、寄附先以外での体験に寄附金を利用できる新しい形の北海道のふるさと納税です。
旅先納税とは?
「旅先納税®」は、スマートフォンからわずか数タップでふるさと納税の寄附が可能なシステムです。寄附を行うと、返礼品として地域で利用できる電子商品券を即座に受け取れます。寄附額の30%分のこの電子商品券は、国頭村内の宿泊や飲食店、体験施設などで便利に使えるうえ、今回、新たにプラネタリウムでも利用可能となりました。2025年7月1日からは、これらのサービスを通じてさらに多くの場所で国頭村を体験できるようになります。
星を観る村、国頭村の魅力
国頭村は、沖縄本島の最北端に位置する自然豊かな地域で、特に美しい星空で知られています。人口4,500人の村では、人工の光が少なく、82の星座が観察できるという贅沢な環境が整っています。また、村内にある「やんばるダークスカイ・フォレスト」では星空保護区の認定を目指し、アストロツーリズムを推進しています。星空を眺める体験は、訪れる人々にユニークな思い出を提供し、地域の魅力をさらに高めています。
今後の展望
「国頭村e街ギフト」の加盟店舗が増え、全74店舗にのぼります。これにより参加者は寄附後に多様な体験を楽しめるようになります。国頭村は、若者や女性をターゲットにしたプロモーション活動やコンテンツ制作を進めており、2024年の寄附金を活用して新しいプラネタリウム映像を制作・上映する予定です。これは、観光客の訪問を促す一環として位置付けられています。
利用方法と便利さ
電子商品券の利用方法は非常にシンプルです。スマートフォンで読み取る二次元コードを使って決済ができ、面倒なアプリのダウンロードも不要です。180日間有効なこの商品券は、国頭村内の加盟店に限らず、全国のコニカミノルタプラネタリウムで利用可能です。残額が出た場合も、国頭村内の店舗で使用できるため、利便性が一層高まっています。
ギフティの役割
株式会社ギフティは、地域活性化を支援するとともに、生活者への旅先納税の認知を拡大するための取り組みを続けています。e街プラットフォームを通じて、地域の魅力を新たな形で伝え、訪問者と地元の橋渡しをすることが、同社のビジョンです。
この新たな旅の形を通じて、国頭村が全国の観光名所として名を馳せ、地域経済の活性化に寄与することを期待しています。