デジタル交流の形
2026-05-26 11:10:19

長期入院中の子どもたちに届ける新たなデジタル交流の形

新たな院内交流の試み



2026年3月20日、千葉県習志野市のNPO法人おりがみが、新しい院内交流モデルの一歩を踏み出しました。
このプロジェクトは市立病院、シスコシステムズ、レノボ・ジャパンの協力のもと、長期入院中の子どもたちにデジタル技術を通じて社会とのつながりを提供することを目的としています。タブレット端末やスマートグラスを駆使し、病院内にいながら安心して参加できる交流の場を設ける試みが行われました。これにより、医療現場、学生、企業の連携を通じた新しい価値の創出が期待されています。

長期入院と孤独感の解消



小児がんや重症の疾患で長期入院を余儀なくされる子どもたちは、感染症のリスクや体力的な制約から、外の世界との接点が極めて限られています。このような状況が続く中、子どもたちが学校や友人との関係を築くことは非常に困難です。入院生活は彼らの生活の質(QOL)にも大きな影響を与えます。実際に、治療を終えた後に学校や社会に戻るためには、入院中も他者とのコミュニケーションが重要です。家族や友人との面会も制約される状況下で、同じ境遇の仲間とつながることができる場が必要とされています。

デジタル技術を活用した交流



この取り組みでは、病院内にいながらオンラインで交流ができる環境を整えています。当日は学生ボランティアが子どもたちとオンラインで接続し、普段の入院生活では得られない「非日常の体験」を提供しました。この交流を通じて、子どもたちが「次の交流を楽しみにして、治療を頑張る」と感じてもらうための心理的な支えにもなることを目指しています。このプロジェクトは一回限りのイベントではなく、病院、学生、企業が連携して持続的に活動を進めていく計画です。

多様なパートナーとの協力



シスコシステムズとレノボ・ジャパンは、機材の提供だけでなく、企画運営やボランティア参加を通じてこのプロジェクトをサポートしています。このプロジェクトに多くの企業や団体が参加しているのは、「長期入院中の子どもたちに社会とのつながりを届けたい」という思いに共感が集まっているためです。学生が主体となり、NPOや病院、企業が対等な立場で連携することで、医療現場に新しい価値をもたらす可能性が秘められています。

全国展開の見通し



初回の試みを通じて、運営方法や必要な改善点が発見されました。今後は、より多くの子どもたちが安心して参加できるよう、制度の改善を図りつつ、地域的な壁を超えて全国の入院中の子どもたちが共に参加できる仕組みを構築していきます。これにより、同じ悩みを抱える仲間たちが全国に広がり、子どもたちが治療を乗り越える力を得る手助けとなることを期待しています。

未来を見据えた地域貢献



「きぼうのたね」プロジェクトリーダーの堀田郁海氏は、学生の特性を活かし、親しみやすい交流を育んでいくことを語ります。「自分たちが届けた小さな“希望の種”が子どもたちの中で育ち、次世代に引き継がれることを目指しています。支援を受ける側とする側の垣根を越え、優しさや希望が人から人へと繋がっていく存在になれれば」との想いを述べています。

NPO法人おりがみの活動



NPO法人おりがみは、904名の若者ボランティアの力を活かしながら、「誰もが自分らしく過ごせる社会の実現」を目指し、交流支援や地域連携活動に取り組んでいます。医療・福祉・教育・企業など様々な領域と連携し、当事者の視点を大切にしたプロジェクトを展開し続けるこの取り組みに、今後も注目が集まります。


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会社情報

会社名
NPO法人おりがみ
住所
千葉県習志野市津田沼七丁目11番10号
電話番号
080-4325-6823

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