トルコ伝統手芸『オヤ』の魅力を再発見
トルコ文化の奥深さを感じさせる「オヤ」。これは、トルコの女性たちが代々受け継いできた伝統的な手芸で、スカーフやタオルの縁を飾る美しい刺繍や編み物を指します。特に、ビーズを使用した「ビーズの縁飾り」は、この伝統芸術をさらに魅力的に進化させています。この夏、トルコの美を存分に楽しむ特別な展覧会が開催されることになりました。
展示会の概要
開催日時
2024年9月1日(日)〜9月24日(火)
11:00〜18:00(毎週金曜日と祝日は休廊)
会場
ユヌス・エムレ(トルコ文化センター)
東京都渋谷区大山町1-19・2F (代々木上原駅から徒歩約5分)
この展示会では、実際のオヤスカーフ約400点が紹介されます。トルコ女性たちの思いや技術が詰まった美しい作品は、見る人の心に深い感動を与えることでしょう。モチーフには、トルコの伝統的なデザインが散りばめられ、色とりどりのビーズが鮮やかに装飾されています。特に、昨年重版された「ビーズの縁飾り」の書籍に登場する40以上のオリジナルデザインも展示される予定です。
ビーズの縁飾りとは?
ビーズの縁飾りは、トルコの伝統手芸オヤに新たなアプローチを加えたものです。著者たちが日本の素材を用いた編み方やデザインを紹介することで、日本の家庭でも楽しめるように工夫されています。特に、初心者から挑戦できる作品や、中級者以上の人向けの洗練されたデザインがあり、幅広い層の人々が楽しむことができる内容になっています。
著者の西田碧さんは、「ビーズの縁飾り」について「私たちの手芸が、多くの人々に愛されるようになったことを嬉しく思います」と言います。この作品は、愛、希望、喜びといった感情を色やモチーフで表現する手段でもあり、多様なビーズ作品を通じて気軽にトルコの文化を感じられることが、その魅力の一つです。
夏にぴったりの作品をおすすめ!
展示会で特に注目されるのは、夏にぴったりのビーズ作品です。例えば、爽やかなデザインの「草の上のデュードロップ」は、ナツメとマガ玉ビーズを使ったガーランドライトで、涼しげな雰囲気を演出します。また、しゃぼん玉あそびのモチーフも、多様なデザインを楽しむことができ、トルコでは特に人気のある「鳥の目」という名前が付けられています。
展示会では、これらの作品を実際に手に取って感じることができるので、是非とも足を運んでみてください。さらに、ワークショップも予定されており、実際にオヤの技術を学ぶことができます。初めての方でも参加できる内容となっていますので、興味のある方には嬉しい機会です。
トルコの文化を体験しよう
展示会の様子は、ただの製品紹介に留まらず、トルコの伝統音楽ライブや、実際に作られたオヤの制作過程が見られるワークショップも予定されています。来場者は、手芸だけでなく、美しい文様のタイルやステンドグラスが特徴的なモスクの見学や、トルコのスイーツを楽しむことができる体験も用意されています。
美しいビーズの縁飾りを通じて、トルコの心温まる文化に触れ、特別な夏の思い出を作ってみましょう。トルコの伝統的な手芸の世界を身近に感じることで、知られざる文化に新たな興味を持つきっかけになるかもしれません。ぜひ、この機会をお見逃しなく!
お問い合わせ先
この展示会についての詳細や書籍に関する質問は、以下のページから確認できます。
トルコの豊かな文化と伝統を学びながら、色とりどりのビーズで夏を彩るビーズの縁飾り展で、特別な体験をお楽しみください。