沖縄県は、アジア太平洋地域の平和と未来を探求するシンポジウムを2023年3月14日(火)に開催します。このシンポジウムは、沖縄を取り囲む地域の安全保障環境が厳しさを増す中で、地域レベルの対話や交流の重要性を強調し、平和的な地域協力外交を推進することを目的としています。
会場は那覇市ぶんかテンブス館で、オンライン参加も可能なハイブリッド形式で、参加条件は事前申し込みのみです。参加費は無料で、どなたでも参加できます。講演やディスカッションを通じて、アジア太平洋地域の緊張緩和に向けた具体的な方策について学び、考える機会を提供します。
シンポジウムは2つの部で構成されており、第1部では元外交官である高橋政司氏による基調講演が行われ、「沖縄県の国際的な位置づけとこれからの役割」と題して、沖縄の持つ国際的な意義が語られます。続いて、中野文彦氏が沖縄県とアジア太平洋地域のつながりに関する調査報告を行います。
休憩後、第2部では高橋氏がコーディネーターを務め、白永瑞氏(延世大学名誉教授)、孫歌氏(中国社会科学院研究員)、吳俊芳氏(国立台湾海洋大学助理教授)とAries A. Arugay氏(フィリピン大学教授)がパネリストとして参加し、「アジア太平洋地域から見た沖縄県の国際的な役割と可能性」について議論します。これは、中国、韓国、台湾、フィリピンなどさまざまな視点を交えた新たな展望が期待されます。
今回のシンポジウムは、沖縄県がアジア太平洋地域での平和構築に向けてどのような役割を果たせるのかを模索する機会です。地方自治体や市民の立場から何ができるのかを考えるきっかけを提供するとともに、国際的な連携の可能性について議論が行われます。
また、このシンポジウムは、「復帰50周年記念事業」の一部であり、平和で豊かな沖縄の実現を目指しています。申し込みは先着順となっており、定員に達し次第締め切りとなるため、参加希望者は早めの申し込みが推奨されています。お申し込みは、指定のオンラインフォームから可能です。参加後は、YouTubeでアーカイブ配信も行われる予定です。
沖縄県の未来、そしてアジア太平洋地域の安定するために、皆様のご参加をお待ちしております。
詳しい情報は沖縄県公式サイトを通じてご確認ください。
開催概要
- - 日時: 2023年3月14日(火)18:30〜20:55
- - 場所: 那覇市ぶんかテンブス館
- - 参加費: 無料
- - 申し込み方法: 事前申込制(先着順)
- - 申込フォーム: こちらをクリック