三里浜オリーブの収穫が始まる
福井県福井市の西部地区で栽培されている三里浜オリーブが、今年も収穫の季節を迎えました。三里浜オリーブ合同会社が平成29年度から耕作放棄地を活用して始めたこのプロジェクトは、地域の活性化を目指し、着実に成果を上げています。特に、昨年の収穫では、国際的なオリーブオイルコンテスト「OLIVE JAPAN®」において5商品が金賞や銀賞を受賞しました。これは地域の誇りともいえる出来事です。
収穫体験に参加した学生たち
今年の収穫は、9月19日に始まり、塩漬け用の品種が収穫されました。この初日には、共立女子大学から9名、福井県立大学から4名の学生が参加し、オリーブの収穫作業に取り組みました。さらに、福井ユナイテッドFCの北川選手と北脇選手も午後から参加し、選別作業を体験しました。これにより、オリーブの収穫や選別のプロセスを実際に学ぶ貴重な機会となりました。
収穫されたオリーブは約1週間塩漬けされ、その後福井県内の道の駅や直売所で販売される予定です。地元の人々や観光客にも、このおいしいオリーブの商品を手に入れるチャンスが訪れます。
学生たちの学びと交流
また、共立女子大学の学生たちは9月17日から19日の3日間、福井市三里浜で地域の魅力を発信するための活動を行いました。学生たちはオリーブの収穫や選別を体験しながら、地元の農家の人々と交流しました。ある学生は「三里浜の広大な景色と澄んだ空気の中での作業は新鮮で、心が癒されました」と述べています。
地域の食文化にも触れ、オリーブを使ったケーキや三里浜特有の料理を楽しむことができました。さらに陶芸教室ではオリーブの葉を利用した作品作りにも挑戦し、地域の文化を感じる素晴らしい体験となりました。
課題への取り組みと今後の発表
学生たちは、三里浜オリーブの現状や課題を考慮しながら、商品のパッケージや販促用ポップのデザインを考案しています。これらの活動は、10月26日に開催される「三里浜砂丘地収穫祭オリーブイベント」で発表される予定です。この発表を通じて、学生たちはオリーブの魅力を地域の人々や観光客に伝えていくことでしょう。
まとめ
このように、三里浜オリーブの収穫体験は、学生たちにとって学びの場であるだけでなく、地域の活性化にも寄与する取り組みです。今後の進展が楽しみです。福井県福井市に足を運び、三里浜オリーブの魅力を直接感じてみてはいかがでしょうか。